メモ帳用ブログ

色々な雑記。


環本は期待していたものが期待していた通りに出てきた。芹澤本も芹澤については概ね期待していたものが期待していた通りに出てくるだろうと思う。期待の方向が定められないのが草太だな。

たぶん閉じ師の仕事って自分の中のイメージが膨らんでしまった程は危なくない仕事だと思うんだよね。消防士とかレスキュー隊も命の危険のある仕事だけど、そうそう死人の出る仕事ではないし。ミミズも数十年に一度の大地震や、何らかの事故で要石が抜けた時でもなければあそこまで危険ではないはずだし。ただ総人数があまり多くないっぽいのと単独行動が基本っぽいのはリスク要因。

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自分の中の草太像がなぜかどんどんクラーク・ケントに近づいているんだけど、我ながらわかるようなわかんないような感じだな。草太にはあんなにはっきりした二面性ないし。草太はTPOに合わせて結構色々な態度を取るけど、丁寧さと前に出す部分を自然に調整しているだけで、演じ分けているとかではないだろう。閉じ師でも、大学生でも、鈴芽の前でも、ダイジンの前でも、芹澤の前でも、祖父の前でも、全部草太。
それを考えるとただの新聞記事としてのクラーク・ケントでもスーパーヒーローとしてのスーパーマンでも演技が入らざるを得ず、クリプトン人のカル=エルという自分の知らなかった出自さえある、ジョナサンとマーサの息子のクラークは自己同一性が大変だな。それでもスーパーヒーローやってるんだからまさにスーパーマンでマン・オブ・スティールだ。



ノミネートはおめでたい。
新ビジュアルも綺麗であったかい雰囲気。
新海監督の最新3部作はどれも途中でネタバレ気味な新ビジュアルが発表されているけど、男女って感じの前2部と違ってすずめはファミリーって感じなのが作品のカラー出ている。
新海監督が「新しいポスターを描きました」と書いているし、画像編集ソフトのレイヤーツールも見えるから新海監督自身が描いたみたいだ。

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SF的にとんでもないことが起きているらしい状況でひたすら市井の一般人である主人公の主観を描くってのはセカイ系に限らずあの年代流行ったような気がする。NieA_7とか好きだったな。
やっぱりエヴァの影響なんだろうか。割りと群像劇だったエヴァからシンジの視点のみを抜き出すような感じ?
設定を詰めなくていいから書きやすいだろうし、主人公の視点にうまくシンクロできるなら異様なリアリティが生まれる。というかほとんどの創作物では設定という器より思想や感情などの表現という中身のほうが重要だし。セカイ系の現実感と現実感のなさはある年代の日本人の現実感と現実感のなさを正確に捉えている。だからブームが起きた。ブームがゼロ年代初頭で終わったのは、1999年の7月に世界が滅びなかった、に代わるようなイマジナリーな一大イベントがその後生まれなかったからかな。ゼロ年代後半に入ると流石に日本の世相も世界の危機に対してもっと現実的で具体的な危機感を持ち始める。