メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2019-12-24から1日間の記事一覧

ルパン映画だと自分はカリオストロの城よりマモー派。他人のドラマの後押しをする落ち着いた中年の主人公よりも、あからさまでなくてもギラギラした部分があって自分のドラマを背負っている壮年の主人公の方が好みだからだ。ただ長期展開するシリーズだと、…

ラブコメみたいに話がまともに進んだらあっという間に終わってしまうジャンルでも、確かにエピソードごとのプラス感は大事だと思う。『アオイホノオ』で語られたいわゆるムフの理論。ラブコメは話を終わらせないために主人公とヒロインの関係が進んで戻って…

荒木先生は漫画の王道について語るときはあえて外す必要がある場合も存在するとちゃんと断っている。たまに特定のセオリーに反する漫画は全て失敗だと断じるような狭量な空論がまかり通ることもあるけど、荒木先生はそういうことを言っているのではない。セ…

荒木先生によるとエピソードを必ずプラスで終わらせるのが王道の漫画ということらしい。主人公たちを全勝させても強さのインフレを起こさないため、ジョジョではすごろく形式で展開が前進する方式にしたのだという。プラスで終わると言っても、単純に毎回主…

ジョジョで個人的に好きな部の上位3つは、1位が四部、2位が二部、3位がSBR(7部)。 SBRは週刊少年ジャンプでやってた部分(ブンブーン一家戦くらい)までは、不定期連載だし今度のやつはいまいちだなと思ってたけど、ウルトラジャンプに移ってからはグッと面…

『ジョジョの奇妙な冒険』は、ジャンプの中ではマイナー人気人気に留まっているかわりに、荒木飛呂彦先生が比較的自由に描けて、長く続いているシリーズ。現在八部が連載中。部ごとに主人公が交代して、テイストやテーマも変わっていく。 一番まっとうにバト…

直線的な面白さやエンタメ性っていうのは、一度インフレするともう元には戻れない。インフレバトルの極致として揶揄されることも多い『ドラゴンボール』だけど、下手に流れに逆らわずにまっすぐ進んだ結果、あれだけ世界中で人気のコンテンツになれた面は確…

高畑勲監督は、物語が直線的に盛り上がってしまうのを避けるために映画ではわざと回想を多用する形式にすることがあった。『火垂るの墓』は冒頭で亡くなった主人公が妹との過去の生活を回想していく形式で、微笑ましい過去のシーンが終わるたびにその光景を…