レイス家は百年延々と親子喧嘩を繰り返していて、ようやく親に勝てた子がヒストリアだった。でもヒストリアは親に逆らえたつもりだったけど、かつて親に負けた子だったロッドの悲願をロッドの代わりに叶えただけかもしれない、っていう皮肉がある。エレンが…

有名どころだとFate/Zeroの雁夜問題なんだけど、誰かに好意を持つにしても本当に相手のことを考えて好意を表現できたのかっていう。 進撃の巨人のグリシャだってジークのことを愛していなかったわけではないけど、自分の都合を押し付けすぎてしまった。ジー…

ロッドがヒストリアを愛していたと言えるなら、ジークを育てていた時のグリシャは聖人だな。ロッドにもあわよくば王政改革からの新王戴冠みたいな気持ちがなかったとは言わないけど、それを目的に99%以上死ぬような作戦に娘をぶっ込んだのなら狂人だ。予知能…

人間の親が子供を可愛いと思うのはある意味でスタート地点に過ぎない。子供を虐待する親だって大抵は子供のためを思ってやってしまったと言う。 ロッド・レイスも娘のヒストリアを可愛いと思う気持ちはあったようだ。しかし本当の愛情を注げたとは言い難い。…

ロッド・レイスの愚行は結果的に王政改革に繋がったが、エレンやヒストリアが九死に一生を拾い続けたからそうなっただけだ。あの超を超えて大型の巨人から生き延びた件ひとつとっても本当に奇跡だった。ロッド・レイスが最初から王政改革のみを目論んでいた…

ホモ・ネアンデルターレンシスはホモ・サピエンスより脳容量が大きくて体格がよく筋力も上だったが、その分食料がより大量に必要で、色々な性能がちょうど良く纏まっていて燃費のいいホモ・サピエンスに生存競争で破れてしまったという説がある。人類に関し…

進撃の巨人で王政編が他の部分より退屈と言われがちな理由はわかるけど、ケニーは敵役としてとても良いキャラなので王政編も面白い。第69話のしみじみとした悲哀は個人的にも進撃の巨人ベスト10話に入る。

進撃の巨人はロッド・レイスみたいなヒストリアに自分の都合を押し付けまくったクソ親父でも、最後にはあれはあれでかわいそうなヤツだったと思えるところが良い。しかも、実はクソ親父なりにヒストリアのために最善を尽くし続けていたんだなって白々しい方…