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色々な雑記。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

这下,咱不欠你们白家了。唉!还是输了,咱一眼就能从中认出你。一千年前咱刚可以行动时,就种下的你。每几百年醒来一次对着你发呆,发着发着长这么大了…啧啧…可 惜, 《日月同错》第八回 千年神通 上-在线漫画-腾讯动漫官方网站 7~8/10 (直訳) これで…お…

前の記事で引用した部分の直前の独白をおさらい ■白小小の独白 (中文) 爹爹啊,这涅槃尸给女儿的神通也承载了他的记忆。祖先白大每一句恨都仿佛亲耳听到,真真切切这千年的血债,是他们欠我们的。可为什么还债的是我们。 (直訳) お父さん、この法屍者が…

(中文版) 又一次吗? 只是这一次, 没有留手的理由了, 真的是令咱哭笑不得。 只不过为了原则… 咱不会后悔。 这下, 咱不欠你们白家了。 唉! 还是输了, 咱一眼就能从中认出你。 (直訳) もう一度か? だが最後の一度、 手加減する理由はない、 本当に泣…

トトロ死神説はネタで言う分には笑えるし、アガサ博士黒幕説を真面目に考察した人は凄いと思うけど、作者から否定されているのに真実として広めようとする愉快犯は嫌いだね。

物語は主人公さえ描けていれば成立する。でも脇役や敵役、モブも描けているほうが厚みが出る。悪役やあくどい味方脇役が魅力的だと特にオタクは喜ぶ。 自分はオタクなのでBLEACHのマユリ様は好きなキャラだ。ぶっちゃけ死神で一番有能だし。でも石田と変に慣…

本館に誤投稿していたので移動。 第年秒先生はマグメルで血の繋がっている家族だけでなく、血の繋がっていない家族も大切だと描いていた。初の連載漫画である長安監督武司でもそうだった。そして日月同錯にもそうしたテーマがある。段星煉・周六晴、趙炎・上…

中国には伝統的に嫁の実家は遠いほうがいいという考えがあるそうだ。前近代では、結婚相手は親が決めて当人同士の初対面は結婚当日なんてことも珍しくなかった。まあこれは日本でもそうか。でも中国みたいに歴史が長くて広い国だとどのくらい普遍性のある伝…

明治の脚気惨害と言えば、ドイツで医学を学んだ森鴎外は脚気の原因を細菌とする説を取っていた。この点に関しては批判論も擁護論も数限りなくある。でも森鴎外の文学的な位置付けにはあまり影響のない議論だ。トリビアのネタになるのが精々ってところだろう。

黒山村の伝承は中文版だと白大が自分の血を患者に飲ませたら患者が全滅してしまったという意味不明の内容になっている。もし白大の正体は屍者だったのですと続くなら話はわかる。でも白大は実は医学をちゃんと学んでいなかったと続くので、白大を人間として…

科学と疑似科学と宗教はすべて抽象的思考を基にしてる。それぞれに典型例はあるけど、どちらに区分けされるべきか曖昧な問題も存在する。疫学や工学でさえ実用のための技術という側面があって、純粋な科学からはズレる部分がある。 明治時代の日本軍では、陸…

ブラジルには抽象的思考を持たないピダハンという先住民族がいる。直接体験したこと以外は言葉にしない慣習があり、言語も他に類を見ない特徴的な文法を持つ。思考の対象は現在に限定され、遠い過去に縛られることも遠い未来を憂うこともない。神話や信仰も…

二次情報(他人から教えられた情報)を信じることは人間の能力だ。この能力がなければ文化も文明も科学も生まれない。しかし二次情報には嘘が混じっていることがある。嘘をつくことや嘘をつかせることは罪になる場合があるが、嘘を信じることはそれ自体は罪…

かつて歴史家は身命を賭して史書を編纂した。 古代中国の春秋時代、晋国の名宰相趙盾は暗君霊公(有名な重耳=文公の孫)と佞臣屠岸賈にたびたび暗殺されかけた。趙盾の弟の趙穿はたまりかねて霊公を暗殺したが、非難する者は誰もなかった。急を聞いて駆けつ…

屍者は侵略者かつ人格崩壊を起こした老害かつ克服すべき自然という三重苦。ただしその分和解がうまくいけばすべての問題が解決する?

マグメルだと人類とエリンは侵略者と原住民だから、主人公のヨウがエリンの側に肩入れするのはわかる。人間からするとエリンが野蛮に見えようと、人間にエリンの生活を脅かす権利はない。エリンには侵略者を排除する権利がある。またエリンは人を食うことも…

黄二果は高皓光に4枚の護符を渡した。 (中) 给, 她没有法尸那强悍的身躯,神通也不熟练。 俺尝试拖住她, 而你… 找到制住她的方法吧。 你之前的大话可别是吹牛。 (直訳) 受け取れ、 彼女は法屍者のような屈強な身体ではなく、神通も熟練していない。 吾…

おさらい。 高皓光は村人を皆殺しにしようとした白小小を止められなかった。一方で思い切って白小小だけを助けることもできなかった。そんな高皓光に対して姜明子は落胆した。 (中) 故意的?还是无意的? 或者两者皆有? 内心的冲突,令你逃避了这如何都是…

黒山村編は非情な模範解答が姜明子で、人情的な模範解答が黄二果、価値観を確立しきれず失敗した高皓光という構図になっている。 姜明子は高皓光が逃げるという選択をしたことを責めているし、黄二果は話を聞いたあとも村人たちを助けようとしていた。高皓光…

現実的に考えた場合、黒山村編でそれまでごく普通に生活していた村の大人たち300人前後が白小小一家と子どもたちに一切バレずに会議を開き、白家を生贄にする合意を速やかに満場一致で形成し、その後も一年ほどバレなかったというのは突飛すぎる仮定になる。…

近代以前の中国では徹底した兵農分離は行われなかった。そうしたこともあって日本的な良いお侍様が百姓を守るみたいな観念はあまりない。でも高皓光は屍者に脅かされそうになっている人間を助けることが人としての道だと思っている。趙炎の高皓光に対する評…

仕事をした人間は自分の仕事に責任を持てという考えは古代からある。 228.1-ク『古代バビロニアの歴史』 「V.ハンムラピの法規集と後期古バビロニア時代」に記述あり。 p.230 自分が建てたものの出来栄えに責任があり、もしもその建物が倒壊して誰かが被害を…

黒山村編の中では白大と白小小が対比されている。 三川編の中では趙炎・上官宵と段星煉・周六晴が対比されている。 黒山村編と三川編もエピソード全体で対比されている。また白小小と段星煉の対比や、黒山村村長と趙炎の対比がある。これ以外にもエピソード…

冤罪の可能性がないといえ、趙炎の弟子たちはノリノリで軍人狩りに協力していたはずだ。相当数の行方不明者が出ていることは既に軍人の間で噂になっていた。屍者となった上官宵が趙炎に匿われてることすら知っていた弟子もいたかもしれない。それでも姜明子…

自分は自分の家族が殺されたら犯人を殺したいと思うだろうし、自分の家族が人を殺したら何をしてでも死刑は勘弁してもらいたいと思うだろう。これは道義に反した私情だ。でも道義に反してても自分はそうするし、相手もそうして当然だと思う。民主主義なら機…

もののけ姫のエボシ御前の「賢しらに僅かな不運を見せびらかすな。その腕切り落としてやろう。」ってセリフが好きだ。誰でも自分目線だと被害者になれるけど、そんなことに意味はない。

黒山村編だと、過去の因縁(捧げられた生贄が白家の人間だった)が発覚した途端、三眼は契約を交わした黒山村の人間を見捨てる。 三川編だと、過去の因縁(周六晴と段星煉は三真法門の伝承者)が発覚した途端、多数の求法者は同じ組織の仲間である周六晴や段…

モラルとか人格とか無視して被害者の人数を中心に罪の重さを考えると 三眼・白小小>上官宵・趙炎>黒山村の村長>黒山村の大人>黒山村の子ども となる。 高皓光はこの中だと白小小と趙炎に同情的。

バトル系エンタメの文化水準は封建社会レベルなのが色々便利だ。自力救済バンザイで、刑罰の正当性は目的刑論(犯罪抑止と矯正)。罪を犯しても何らかの形で賠償が行われればそれ以上の刑罰を受けなくて済むことがある。更生が見込めないなら殺す。 野蛮な封…

イスラム教圏だと今でも同害報復が合法な国はある。目には目をもって償わせてもいいけど、被害者や遺族ご賠償金で済ませることを選ぶほうが善行として推奨される。 中国は法律による統治の発展が早く、自力救済の制限も世界的に見て早いうちから行われていた…

日月同错は清末が舞台の伝奇漫画だけど、主人公の高皓光は妙に現代的というか不自然に西洋的な価値観を持っている。西洋留学に憧れているし、列強の中国進出さえ肯定的に捉えている。 高皓光のいう有罪・無罪の境はどこにあるのか。とりあえず近現代的な価値…