メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

もし黒山村に白大の妹の子孫が戻っていると三眼があらかじめ知っていたら、三眼は村長からの生贄の申し出を断っただろう。申し出を受けるにしても白家の人間は絶対に生贄にするなと言うだろう。黒山村からの生贄を食べる時もまず身元を確認するだろう。

三眼は第6話で白大には隣村に嫁いだ妹がいた(と白大から聞いた)と語っていた。第7話では 之后,白大的尸体咱有好生安葬。 而白大他们家, 只有他妹妹那系还有后代延续着,听说因为不想香火断绝,所以让自己的后代依然姓白。 只是想不到后来这一系还是住回…

白小小は母親が父親の次の生贄に選ばれなければ怒らなかったと思う。 それにしても村の中で替えのききにくい薬師一族を生贄にし続けるって不合理な選択だ。阿毛は白小小が生贄にされる直前にも白小小から風邪の薬を処方してもらっていた。黒山村は白大が薬師…

白小小に父親が嘘をついた理由って、意義を感じにくいっちゃにくいんだよな。白小小が阿毛たちくらいの子どもならともかく、あれだけ大人に近ければ母親にしたみたいにちゃんと話し合ったほうがかえって心理的負担は少なくて済みそうだ。自分が生贄になると…

第7話の冒頭は、山から逃げれば一家全員が三眼に殺されると白家の人間が認識していたことを補足している。そのための回想だ。そしてその認識はほぼ間違いなく真実だ。 もし逃げたら殺されるのでなければ白小小の父親は一家揃って逃げようとしただろう。もし…

よど号ハイジャック犯が「われわれはあしたのジョーである」という声明文を残していたことは有名だ。フィクションの影響について考えるのは難しい。名作からテロの勇気をもらってしまう人間もいる。この場合、影響は皆無ではないかもしれないけど、作者には…

ドクター・ドリトルも90年代版の映画では舞台がアメリカで主人公がアフリカ系に改変されてるな。最近原作に近い設定バージョンの映画も制作されてた。

この世に他人を傷つけない表現なんかない。他人を傷つける表現を発表してはいけないというのは民主主義的には完全な誤りだ。民主主義的には不満があるなら正当な抗議で自分の意見を示すべきだし、抗議が行き過ぎだと感じたなら抗議し返して自分の意見を示す…

ほぼ再掲。 ポリティカル・コレクトネスという概念は80年代に盛んに取り上げられるようになり、90年代には既に行き過ぎに批判も出るようになっていた。 1994年にアメリカで出版された『POLITICALLY CORRECT BEDTIME STORIES』はおとぎ話まで馬鹿正直にポリコ…

最近はポリコレの高まりとそれへの反発で、映画化や舞台化で登場人物がアフリカ系に改変されることに関する騒動を聞くことが増えた。合ってないのではと感じるキャストもあるけど、一昔前の『刑務所のリタ・ヘイワース』→『ショーシャンクの空に』でレッドが…

おさらい西暦1906年の真実を三眼が語り、借りは必ず返すのが自分のモットーだと言って白小小に復讐を促したとき、 日本語版だと白小小は以下のように独白した。 父さん… なんで嘘ついたの 私たちを守れると思ったんでしょうけど… その願いは叶わなかったんだ…

もしかしたら三眼の法力に食った人間の魂の残滓が混じっていて、親子の繋がりにより奇跡的に白小小の中で記憶が再生された可能性はあるのかもしれない。でも間違いなく三眼は白小小の父親の記憶なんて持っていない。

三眼に「はい」と言うよう促された7話後半から8話冒頭の白小小は 日本語版だと 自分たちになんの借りがあったのかと憤る→父親が自分に嘘をついた理由を知りたくなる→はいと言って借元真目を授かる→三眼から授けられた父親の記憶により(?)父親が自分に嘘を…

黒山村編は復讐を一概に否定しているというよりむしろ同害報復には寛容だ。 両親の仇として白小小を殺した阿毛をはじめとする子どもたちには特に咎は及ばないだろう。 白小小も三眼と村長を殺しただけなら特に大きな問題にはならなかったはずだ。取り巻きの…

三眼は自分が食べた人間の中に白家の子孫が混じっていることに気づいてすらいなかった。そんな三眼が「俺が今言ったことが真実か知りたいか?」と聞いてきて、白小小が「はい」と答えたとしても、父親が自分に嘘をついた理由が知れることを期待できるはずが…

屍者と一般人の力量差は、一般人の男と女の力量差とは比べ物にならないほど大きい。それでももし白小小が少年だったとしたら、屍者の能力で女性や老人すら皆殺しにするシーンの見た目の卑怯さが増してしまう。高皓光も白小小が少年なら止めることを優先した…

8話の冒頭の白小小の両親の会話は白小小自身の回想だ。 もし誰かの記憶を現在の白小小が覗いている演出だったら、そこに立つ白小小は第7話のラストから続いて血涙を流したままのはずだ。しかし実際の描写では父親を助ける力のない人間だった血涙を流さない過…

田舎であることを強調するためなのか黒山村の人間は眉毛が太い人間が多い。 太さは 阿毛>村長>白大=白小小の父親 白小小の母親は眉毛細いけど、白小小はやや太め。 もしかして阿毛は村長の孫?とか考えたりしたけど、だったらわかりやすく眉毛の形を同じにす…

もし奇跡が起きて白小小の父親の意識が三眼を乗っ取ったのだとしたら、白小小の母親を食べたりはしない。高皓光たちが止めに入ると知らないのに白小小を食べようとはしない。捕食が妨害されたあとにこんなことを言ったりはしない。 (中文版) 咱可是有仇必…

黒山村の村長と生前の老人趙炎を比較すると、動機も犠牲者数も趙炎のほうがずっと悪質だ。でも印象としては趙炎のほうが全然マシ。 姜明子は自分も目の前にいた不逞軍人をぶっ殺してるくらいだし、趙炎が不逞軍人を殺した事自体を問題にしているのではない。…

ジョジョ四部の吉良吉影ファンで、吉良吉影が救いようのない悪人だからこそ格好いいことを否定する人間はあまりいないんじゃないかと思う。

『もののけ姫』のエボシ御前とサンが母娘であるという話が、ネットを騒がせているようです。 エボシは後醍醐天皇と男女の関係にあり、サンの父親は後醍醐天皇だったというもの。 まず結論から言っておきますが、ジブリが公式に発表した情報にはこういった設…

サゲしかないキャラやアゲしかないキャラよりアゲサゲの波が心地良いキャラのが面白い。でも波の作り方が酷いと気持ち悪くなったりするから、いっそアゲだけの安牌狙いで作られたキャラを気軽に楽しみたい時もある。

フィクションの犯罪描写についての議論だと、登場人物が安易に犯罪をすると好感度が下がりやすいから作劇として悪手だって意見と、反社会的行為の表現規制に関する意見が入り乱れて面倒くさいことになる。 登場人物の好感度でいうと、犯罪でもなんでもなくて…

自分は事実関係の正確さが気になるほうだけど、世の中そんなことよりも大切なことがあるのは間違いない。 黒山村だって千年以上前の事実関係ごときであそこまで右往左往したこと自体が馬鹿らしい。そもそも千年以上前の先祖の罪なんて本来ならどうでもいいの…

責任と権利は2つで1つのもので、自由は権利の一部だ。自分の選択に責任を背負える人間は自由な意志を持った立派な人間だといえる。逆に自由のない人間にその行動の責任を問うことは難しい。

黒山村編では不快な人間でも一括りに悪と決めつけてしまうのは正しくないという問題提起があえて行われている。快=善、不快=悪と決めつけてしまったほうがエンタメとしては成立しやすい。だけど快不快と善悪は理屈の上では分けて考えるべきだろう。 白小小は…

南北朝時代に白大たちが三眼の傀儡に襲われた状況を改めて整理。 白大たちは徐州府付近の黒山村から薬草を求めて大別山脈まで400~500km(日本だと東京から伊勢までの距離とほぼ同じ)移動した。帰りも含めて半年を費やすことになる(白大と姜明子が出会った…

南北朝時代の三眼が村人と交渉していなかったことを確認するためおさらい。 之后,白大的尸体咱有好生安葬。 而白大他们家, 只有他妹妹那系还有后代延续着,听说因为不想香火断绝,所以让自己的后代依然姓白。 只是想不到后来这一系还是住回了黑山村。 以上…

進撃の巨人には、人はいつ争いをやめるのかという問いに「人類が一人以下まで減れば 人同士の争いは不可能になります」と皮肉げに返す場面がある。他人が存在する限り人類は争いをやめないのかもしれない。しかし争いを恐れて一人になるよりは、争いが起きる…