メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

とりあえず北京原人は現在の中国人の祖先ではない。 もし人類が将来宇宙に進出して、宇宙基地や宇宙船、宇宙コロニーなんかで代を重ねる人類が現れたとする。宇宙空間に合わせた淘汰が起きて、新たな種が分化したとする。宇宙進出人類が「進化の段階で上を行…

現生人類であるホモ・サピエンスの祖先は広義のホモ・エレクトスでほぼ間違いない。しかしホモ・サピエンスの祖先となった東アフリカのホモ・エレクトスは、実はホモ・エルガステル(ホモ・エルガスター)という別種だとする説もある。その場合、ホモ・エル…

DeepL翻訳は便利だけど意味を正反対に訳すことがたまにあるのはかなり怖い。AIで文脈を判断するってのが悪い方向に働くことがあるのかも。旧来の機械翻訳のほうがまともな訳が出ることがある。

魔人探偵脳噛ネウロのドーピングコンソメスープの話、犯人が食の千年帝国を目論んでるあの話もそうだけど、美味しいとか、面白いとかはそれ自体が素晴らしいものだ。成功を呼ぶとかためになるとかの付加価値をつけすぎると、かえって素晴らしさの本質に失礼…

寄生獣で描かれる人間観はホモ・ルーデンスという概念と共通するものがある。ホモ・ルーデンスという概念を提唱したのは歴史家のホイジンガだ。ホイジンガはナチスを批判したことで有名であり、1938年に出版された『ホモ・ルーデンス』にもナチズム批判の精…

進撃の巨人でグリシャが「なぜなら俺は始祖ユミルを信じている!! 俺たちは選ばれし神の子!!ユミルの民だ!!」と叫ぶシーンはカルト化していくグリシャたちを皮肉っているシーンだとわかりやすい。グリシャたちがエルディア人に対する差別に逆らいたくなったの…

トンデモネタについて調べるとちゃんとトンデモじゃない説が知れるので勉強になる。 それはそれとして、寄生獣ってわかりやすくSFで派手な寄生生物に隠れて、地味に宿主の胃腸がトンデモだったりする。胃腸に送る前に寄生生物がどれだけすりつぶしても4人ど…

日本語の「トンデモ」のニュアンスって英語でどう表現するんだろうと思っていたけど“far fetched”が使えるみたいだ。“far fetched”の意味は「こじつけの・突飛な・ありえない」。 例文 Mr Derek Machin, a urologist at University Hospital, Aintree, said …

縄文時代の家族形態を推察することは困難だ。家の大きさから家族の人数は推定できるが構成はわからない。また埋葬された人骨のDNAや身体的特徴から血縁関係は推定できても、どの組合せで同居していたのかはわからない。そのため様々な説がある。一夫一妻、一…

ヒトにおける乱婚 原始乱婚(英: primitive promiscuity、あるいは英: original promiscuity)は、社会を我われが理解するようなその到来に先立って、人類が元々性的乱交(英: promiscuity)、もしくは高級娼婦主義(英語版)の状態において生存していたと説…

寄生生物は人間の子供ってのは寄生生物こそが新人類って意味でもない。第6話で田宮良子が寄生生物には繁殖能力がないと言っている。それが田宮良子の苦悩の元にもなった。現実的に考えるなら検証の余地はありそうだけど、フィクションで後の展開で否定されて…

ヒストリエは歴史の大胆というか突飛な解釈が楽しい作品だ。それでももしエウメネスが史実でもスキタイ系だと勘違いしている人がウジャウジャいたら、「史実ではそんな証拠全くないし常識的に考えて違うけど」面白い作品だという言い方になるし、アレクサン…

岩明均先生の父親は和光大学名誉教授の岩城正夫先生だ。分野は考古学や人類学。人間どう視るか〈2〉自己家畜化論 (1984年)作者:小原 秀雄,岩城 正夫群羊社Amazon原始人の技術にいどむ (国民文庫)作者:岩城 正夫大月書店Amazon岩明先生のインタビューによると…

こうした移動的社会集団をバンドといい、成員は数十人から100人前後である。バンドは一般に血縁集団であることが多いが、バンド内部の家族間を結び付ける規則性は明確でない。しかし一般的に父系的傾向が強いようにみられるのは、夫方居住婚、バンド外婚の結…

有史以前の人間の家のあり方についてメモ。 系統的には異なるが、メラネシアやミクロネシアと同じような根栽農耕社会は熱帯アフリカやアマゾン川流域の先住民社会に広く分布している。マリノフスキーは、母系社会であるトロブリアンド諸島民を人間社会のもっ…

自然不自然でいうと、自分の子供を残せる個体が過半数を超える動物種のほうが珍しいんだから、人間の未婚率や無子率が上がること自体はそこまで不自然でもない。だけど現代の先進国の夫婦で自然のように子供を3人も4人も生む家庭は稀だ。無子率の上昇と夫婦…

生物として自然とかの話じゃなくて人間の生み出した国家間戦争のために全体主義が有効だと言われたらぐうの音も出ない。国家間戦争や植民地争いで先進国がピリピリしていた19世紀から20世紀半ばくらいまでは、全体主義的な姿勢でないと国として生き残りにく…

寄生獣には人間の間引きありきでそれを正当化するために自然を持ち出すキャラクターが何人か登場する。地球環境のために理性ある人間は自らを間引きすべき、人間には元々とも食いの本能が備わってきたのにそれを忘れてしまったせいで人口爆発が起きたから間…

後に植物のオルガネラにもなるシアノバクテリアが出現したばかりの自然界で、嫌気性生物たちに集合意識があったとしたら酸素を作り出す生命は絶滅するべきだとか考えるんだろうか。

寄生獣は今コミックDAYSで3巻分まで0ptで読める。 他の電子書籍サイトでも3巻分まで無料のところが多かった。 第1話の新一の家から「10キロほど離れたところにある」家は、第2話で「神奈川県××市の住宅街」にある「藤井」という家だったことがわかる。父親の…

寄生獣のヒロインの名前を間違って宮野明美と書いて急いで修正するレベルのポカはしょっちゅうやってしまう。とにかくミスは気付き次第直す。あと主人公の苗字は一応覚えていたけど自信なくて単行本読み直した。

翔んで埼玉は日本の内輪ギャグとして面白いけど、もし同じ内容を隣の国が作ったとしたらちょっと笑えないって感覚はある。サウスパークがあれだけカナダを馬鹿にして大丈夫なのは元々サウスパークが自国をバカにしまくるギャグな上に、アメリカとカナダは比…

進撃の巨人みたいに人類のために命を捧げると決めた夢追い人たちが人類のために命を捧げ続ける作品も面白いから作品のカラー次第。 パラディ島の地形的なモデルはマダガスカル島だそうだ。島民は長年外の世界があることすら知らずに生きていた。パラディ島民…

寄生獣の作中で利己的な遺伝子について言及しているように、岩明先生は生物が決して種を単位に行動しないことを知っている。言葉を持つ人類は群淘汰的に振る舞えると考えたとしても、個体群やせいぜい国レベルが限界だろう。 寄生獣完全版には連載中の作者と…

進撃の巨人に登場するハルキゲニアもどきの起源には特に興味をそそられないかな。巨人を作り出すための舞台装置ってことが明白だし、ハルキゲニアもどきが自分の存在意義について悩んだりしないし。 ハルキゲニアもどきと人類の接触から巨人が作られたっての…

神が人間を作った、と、 アミノ酸などから単細胞生物が生じ、単細胞生物から多細胞生物が生じ、何十億年も進化を繰り返してやがてヒトという生物となった、だと、 正直後者のほうが荒唐無稽に思えても仕方がない。だが後者でほぼ間違いない。 なぜヒトという…

広川も浦上も方向性は違うが自分の思い込みで人間の間引きを正当化している。新一は人間の異種との向き合い方という思想面で最大の敵だった広川と直接対峙することはできなかった。その代わりに自分自身で広川の思想を克服した後で浦上と対峙することになっ…

寄生生物の“この『種』を食い殺せ”という「命令」は本能だ。人間の脳を奪ったばかりの寄生生物はみな本能に従うままに場当たり的で派手な食人を行った。学習によってより狡猾な潜伏と殺人を行えるようになりはしたが、ほとんどの個体は殺人を続けた。人間と…

寄生獣のとことんドライだけどどれだけドライにしても愛は残るって姿勢が好きだ。でもさじ加減が難しそうだから、映画とかの他媒体化や影響を受けた作品とかだとウェットさがマシマシになってるのはしょうがない。

子育ての実験を行っていたパラサイトは子供がトラブルに巻き込まれたことに気が付く直前、とも食いについて考えていた。そしてリスクを冒してトラブルを解決し、1つの答えを得る。 「そして出た結論はこうだ あわせて1つ 寄生生物と人間は1つの家族だ 我…