メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-07-28から1日間の記事一覧

鶴見勢力は、鯉登も、月島も、名もなき兵士たちも、ほとんどの人間が網走監獄襲撃に加担している。第215話で菊田は「アイヌの金塊を狙う同じ穴のムジナであり… 違法に囚人を苦役させ汚職に染まった看守たちを皆殺し」にすることよりも「罪のない婆さんを見せ…

鯉登が五稜郭攻囲戦で身を以て思い知ったのは、戦とは味方も眼の前で当たり前のように死に続ける場だということだろう。網走監獄襲撃も相当に血腥い事件だったが、完全武装の軍人対少数の武装した看守と丸腰の囚人という戦いだったため、第七師団の犠牲者は…

鯉登と尾形はきれいに対偶関係ができているから、絡みがなくてもったいないという意見があるのもわかるけど、自分はほぼない現状も構図として美しく決まっていると思う。

花沢幸次郎は中将かつ第七師団長になるくらいだから非凡な人間ではあったはずだけど、それ以上に自分をよく見せたいという思いが強すぎる人間だったんだろう。出世の大きな妨げにならない程度の醜聞が立つことすら許容できずに尾形母子を捨ててしまった。 花…

ソフィアも鯉登平二も将器は持っていたと思う。でもソフィアが土方の提案に乗ったのも、平二が鶴見の提案に乗ったのも、結果を見れば大失敗だった。そして指揮官は自分の判断ミスを他人のせいにすることはできない。

鶴見とウイルクはそれぞれ違った方向で組織のトップ向きの人材じゃない。将器がない。それなのにこの2人が指導者となって政変を起こそうとしたせいで無駄死にまみれになった部分はある。