メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-08-03から1日間の記事一覧

アイヌってただの人殺しは厭うし、村同士の争いもできるだけ論争で回避してきた。それでも必要な戦争をやることはあった。そういうときの作法の1つとして相手と口をきかずに殺し合うというというのがあったそうだ。だからキラウシがクソ真面目だとしても、函…

鯉登音之進を野田先生が途中で投入したのは 箱館戦争で艦砲射撃に苦しんだ土方に雪辱を果たさせたい→ 駆逐艦の司令官が鶴見の味方に必要→ 海軍とのコネが自然になる&駆逐艦出動に唐突感を出さないために海軍将兵の息子を鶴見の部下にしよう→ 父親の船を沈め…

札幌でのジャック・ザ・リッパーと上エ地の話が尾形の補足説明であるように、関谷の話も鶴見の補足説明ということでいいはずだ。突然の愛する者の死によって何もかもが変わってしまった。それまでの信仰・信念と突然の不幸の折り合いをつけるために凶行に走…

ところでヒストリエのオリュンピアスとネオプトレモスの関係って非倫理性の極みでロマンだと思う。単行本派だから雑誌連載分はどうなってるのか知らないけど。

幸村さん 「すごいと感じるところ」とほぼ同じですが、やはり「遊び」がふんだんにある部分です。顧みて、自分にはそれがないなあ……と。僕は「必要なもの」ばかり描いてしまうクセがあると自覚しております。必要とは、ストーリーの進行においてです。ハンド…

ウイルクが北海道独立計画に舵を切ったのは、鶴見が満州高飛びを企てたのと同じくらいに不誠実だとは思う。ここは明らかに意図された描写だ。 そんなウイルクと鶴見の利害が最後にロシアから北海道を守るという一点で重なったのは素直に感動的だ。 ところで…

ソフィアがウイルクのことを好きな気持ちはよくわかる。ウイルクは本当ならソフィアが手を汚さなくてはならない場面で率先して代わりに汚れ仕事をやってくれた。ウイルクはソフィアの信頼できる右腕だった。 森の中でも、もう助からなかっただろう仲間にトド…

ネットで、ヴァシリやウイルクは見捨てる必要がある時に仲間を見捨てるから冷酷、それに対して尾形や鶴見は見捨てる必要がない時に仲間を見捨てないことがあるから優しい、みたいな意見を見かけると頭がクラクラする。前提条件は全無視か!?