メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-08-06から1日間の記事一覧

鯉登と月島はお互いに自分のほうが相手よりも上だから守ってやらなきゃと思いながら共に生きていくんだろうし、それでいいと思う。

列車で鯉登は土方に「死人になれていない」と言われた。 函館までの鯉登は戦いの場ではいつも死人になれていた。蝮のお銀を殺害した時も、網走でも、樺太でも、札幌でも、任務では常に迷いなく捨て身だった。 鯉登はずっと片方の手を鶴見に、もう片方の手を…

ゴールデンカムイって作中での道理や正義って言葉の使い方が独特で、感想を書く時にちょっと面倒くさい。 鯉登平二は花沢幸次郎と道を同じくすることを選んだ。司令官が責任を引き受けて戦場で没するというのは当時の社会的道義にも沿った行動だ。鯉登音之進…

やっぱり鶴見のことを考えるのに外せない要素は、「これで私たちは一緒らすけ」がどの程度本気だったのかという点と、列車の中で満州高飛び計画を誰に話しているつもりだったのかという点だな。鶴見にとって死者とは何なのか。自分のために亡くなった者は道…

レイリの感想を探してたら、後半レイリが告白するシーンが唐突でびっくりしたって意見を見かけたのにびっくりしたぞ。あんなに丁寧に思いが書かれてたのに!? あと作品を他者として読み取ろうとするんじゃなくて、自分の中であるべき作品の姿を勝手に作り上…

鶴見からしたら杉元たちに負けた以上に誰も自分の道連れにできないと認めることが最大の敗北だったのかもしれない。鶴見勃起(独り立ち)エンド、ビターテイスト。そのへんのイライラが逆ギレになって表れたのが「愛する者は ゴールデンカムイにみんな殺され…

ソフィア、ウイルク、ユルバルスみたいに特定の相手に特定の強い感情を持っているがゆえのドロドロはフィクションとして素直に好きだ。非道徳的だろうと、その関係の中で話が閉じていってもある意味で全員幸せだろうと思う。 一方で第七師団のドロドロは鶴見…