メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-08-15から1日間の記事一覧

もし鶴見がチンケなプライドから部下の助力を乞えずに大勢の部下の命を危険に晒したというなら指揮官などにならず死ぬべきだ。

五稜郭のあの建物の前といい、月島を屋根の上に引き上げようとする時といい、鶴見が目だけ真っ黒になった状態で笑っているのは害意ある笑みを浮かべているということだ。顔全体が影で塗りつぶされている他の場面なら、鶴見の表情がわからない=鶴見の真意がわ…

鶴見は奉天で「私を疑っていたにも拘らず お前は命がけで守ってくれた」瞬間、してやったりという顔をした。砲撃そのものは偶然だったが愛を嘘で試すこの上ない好機になった。 同様に、鶴見からすれば、どうやら鯉登が誘拐事件が自作自演だったと気付いたら…

月島が鶴見に最後までついていこうとしたのは、なんだかんだいご草ちゃんは生きていたと教えてもらえて監獄から出してもらえた=「生きていることさえわかれば真っ暗な底からは抜け出せる」(192話)ってことをしてもらえた部分が大きいと思う。鶴見の下で汚…

マスターキートンの影響で一番好きなワーキングキャットはウィスキーキャットだけど実物を見たことがない。牧場猫は観光に行った時とかにたまに見かける。

江渡貝くんは母親から去勢されて欲望が変なふうに鬱屈しなかったら普通に剥製を作っているだけで満足できたと思う。自然な欲望の抑圧から生じるお耽美・猟奇趣味って、まあ自分も持っているんだけど、不健康だ。欲望は味方に迷惑の出ないように発散できれば…

かつての全体主義の革命家は人間の賢さを信じ過ぎて、自分自身を含めた人間の本質的な愚かさに無頓着過ぎた。「正しい」道が示されればほとんどの正しい人間はついてきて、ごく僅かな愚か者を排除すれば、正しい世界が実現できると勘違いした。だけどある一…

鬼滅の刃は近年稀に見る素晴らしいバリアフリーエンタメだと思う。本当に本心で。幼稚園児も、数十年ぶりにアニメを見るお年寄りも、ハードルらしいハードルもなく楽しめる。鬼滅の刃でさえお館様がサイコで無惨が正論を言っていると感じるようなとんでもな…

鯉登は、凡庸な指揮官に任せると100人の部下が死ぬ状況で自分が指揮をとれば99人にできる見込みがあるのなら絶対に指揮官の座からは逃げたりしないだろう。たとえそのことで自分が99人の部下の死の罪悪感を背負うことになろうとも。無駄な戦いには反対するだ…

人殺しの心理学で示された罪悪感と愛の関係は 同志愛で殺人の抵抗感を克服する→ 殺人の罪悪感を抱く→ 同志愛や非戦闘員の社会からの愛で罪悪感を癒やす の三段構造だ。 同志愛があれば殺人の罪悪感は生じないという一段構造ではない。 予め十分な心構えをし…