メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-08-24から1日間の記事一覧

日露戦争では戦闘に出た軍人の半数近くが死傷した。日本の軍人数は日露戦争前は約20万人だったのが、戦争中は予備役などに動員がかかって約100万人となり、死者数だけで9万人近い被害が出た。旅順攻囲戦は当初の日本軍約5万人に追加が繰り返されて延べ13万人…

小隊の人員は普通40~50名前後だ。小隊長は少尉〜中尉。鶴見は日露戦争で小隊長であり、ファンブックによれば今も小隊長だという。本当は、平時は小隊は編成されずに中隊が最小規模の隊になるんだけど、鶴見はまるで戦時のような作戦行動を取っているから小…

結果的に、鶴見勢力が早いうちに土方+パルチザン+杉元の連合勢力に破れたおかげで、鯉登と月島の首は繋がった。もし西南戦争、竹橋事件、二・二六事件のような段階まで進んでから破れていたら、幹部である2人の処刑は確実だった。 橋本欣五郎など、未着手段…

月島は鶴見のクーデター計画が失敗することなんてまるで想定していなかった。もし何か考えることがあってもその時は鶴見も自分も生きちゃいないってことくらいだろう。だからなおさら想定しておく必要はなかった。それは途中までの鯉登も同じだ。鯉登が、自…

高橋留美子先生の漫画で完成度の高さ含めて一番好きなのがめぞん一刻。好きなパートの量が一番多いけど、面白いパートとつまらないパートの落差が一番大きいのが犬夜叉。犬夜叉みたいな作品は連載が終わるとなんだかんだ好きな作品だな思えるけど、連載中は…

ゴールデンカムイってぱっと見のコメディ的な印象に反して、キャラ性やキャラの距離がずっと変わらない永遠のドタバタ、みたいなのとは無縁だ。あの高橋留美子先生のお気に入りキャラクターは鯉登だそうだけど、その鯉登周辺で人間関係の不可逆的な変化が特…

鶴見は、部下に自分を愛させて殺人の抵抗感を乗り越えさせる、人を殺した部下は罪悪感との戦いになる、というところまでは認識していた。他方、『戦争における「人殺し」の心理学』で語られている他の要素、たとえば、人を殺して罪悪感を抱えている兵士を癒…

責任感と愛情のきずなで部下と互いに強く結びついている真に優秀な指揮官とは反対の、残虐行為を命じる指揮官と兵士について。かなり月島的。 戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫) 作者:デーヴ グロスマン 筑摩書房 Amazon 全体主義国家の指導…