メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-10-29から1日間の記事一覧

鶴見はもしあの事件がなかったらフィーナやオリガとの家族関係はどうなっていたんだろう。現地に潜伏し続けるなり単身赴任(生業は写真館だけど)で日本行きになるなりを装って、現在備えている戦争が起きた後も家族を続ける気だったんだろうか。もしくは何…

ところで桜庭一樹先生は女性作家ならではの娘の視点から見た親とのしがらみを書くのが得意な作家だ。自分は母と娘の関係を書いた『赤朽葉家の伝説』よりも、父と娘の関係を書いた『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』とか『私の男』とかのが好み。一番好きなの…

やっぱり鶴見は愛ですの4人の父親って感じがする。年の近い月島に対しても現在の命を与えた人間として支配しているし、宇佐美に対しても、宇佐美は鶴見を男として意識していただろうけど、鶴見は宇佐美をどちらかというと異性の我が子のような存在と感じてい…

鯉登は嘘をつかないという意味ではまっすぐだけど、真実や本音を伏せておくことはそれなりにする。月島が思っているほどまっすぐなだけの男でもまっさらなだけの男でもない。そして月島はたぶん最後までそれに気付かない。それでも鯉登は自分でそういう道を…

ゴールデンカムイの名あり男キャラはほとんどが最終的に死んだキャラも含めて報われたと感じる。彼らの死には悲しむところはあれど憐れむところはないように思う。でもアシㇼパとソフィアは男の戦いに女が参加したら自らの女性らしさを抑圧せざるを得なくな…