メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

信頼していいソースかわからなかったけど面白い記事。

ヤバい国と経済で癒着すると後々面倒くさいことになるというのは日本にとっても他人事ではないかも。むしろ世界中が他人事ではないかも。経済の発展を助ければ権威主義国家も自然に民主化するはずという楽観論がお花畑理論でしかなかったことはもう世界中が…

ウクライナ侵攻と環境問題の関係で言うと、ドイツがロシアの制裁に及び腰なのはロシアが主な天然ガスの輸入先であるせいで、ドイツが天然ガスを大量に消費するのは独自の脱炭素政策のせいなのは間違いない。脱炭素を掲げる反面、ゼレンスキー大統領から批判…

全体主義批判の代表的な思想家であるカール・ポパーは、古代ギリシアの民主政治を西洋思想の原点とみなす一方、当時にあって哲人政治を説いたプラトンを批判した。ハンナ・アーレントも同様の見解を示した。 精選版 日本国語大辞典「哲人政治」の解説 てつじ…

現在のロシアというかプーチン大統領の政治的スペクトルはどう考えたらいいんだろう。間違いなく極左ではない。ロシア民族の生存圏確保を大義名分にしているという点からして極右でいいのか?そうするとやっぱりネオナチに近いのはウクライナじゃなくてロシ…

話し合いの通じる平和な世の中を成立させるためには、話し合いに応じない暴君を処刑するしかない。平和は暴力的な者の排除という暴力に支えられている。これは古代から未だに解決できていない人間社会のジレンマだ。 そういう意味で言うと、侵攻という暴力も…

少なくない日本人が戦争で安易などっちもどっち論に走りたがるのは欺瞞だと思う。もしくは共感性羞恥の反動的な表れ。 戦争は正義と悪の戦いでないというのはまあ正しい。それでも大義のない侵略者と説明無用の大義がある防衛者という構図は珍しくない。ウク…

全体主義の一見理にかなっているようで根本的に現実に反している様を表すのに、ハンナ・アーレントは論理性の暴政という語を使い、カール・ポパーは疑似合理主義という語を使い、フリードリヒ・ハイエクは設計主義的合理主義という語を使った。 ハイエクとポ…

全体主義は論理的だが合理的ではないという話。 『全体主義の起源』について 五〇年代のアーレント政治思想の展開と転回 (33)アーレントは五三年のカンファレンスで、全体主義のイデオロギー支配を“ideocracy”と定義するW・ギュリアンの報告についてのコメン…

ウクライナにとって、ロシアは独立をめぐる数百年来の敵で、支援を行うポーランドは民族的に近い親戚ようなものだと最近のテレビではよく報道している。ただ歴史的史実からすると、それと同様に、ポーランドは独立をめぐる数百年来の敵で、支援を行うロシア…

捏造だという捏造も広められがちだから真偽の判定は大変だ。

不幸中の幸いかと思って確認したら、あくまで現時点で死者のデータはないが1名の重傷者の情報はある、ということだった。市議会のテレグラムによるとまだ瓦礫の撤去は続いていて犠牲者の情報は更新されるそうだ。 ひょっとしてゼレンスキー大統領が130人が救…

ロシア政府の虚偽に気付いたロシアの若者が大人たちからネットde真実民的な扱いをされているのは気の毒だ。 反対に日本のネットにはロシアが光でウクライナが闇だと信じているような本来の意味でのネットde真実民がいたりする。多数の国や中立的機関からフェ…

SF小説『日本沈没』は相手が天災だから政府が避難民問題に注力するのは当たり前だ。 現実世界で侵略者が相手ならまず抗戦を図るのがむしろ現実的な判断だろう。同じ法を共有する相手なら和解や示談も期待できるだろうが侵略者にそれを期待するには限界がある…

ドンバスでの戦争中の人道的状況 en.wikipedia.org 2014年4月に始まったウクライナ・ドンバス地方でのウクライナ政府軍と親ロシア派の反政府武装勢力による戦争継続中、多くの国際機関や国家が紛争地域の人道状況の悪化を指摘しました。 国連による2014年5月…

まだドンバス地方での人権侵害が明るみになる前のアゾフ大隊司令官アンドリー・ビレツキーに対するインタビュー。 2014年10月17日、雑誌「Novoe Vremya」No23に掲載された資料。 web.archive.org

革命と立憲政治 ハンナ・アレントは、世界史上に数多く起きてきた「革命」の多くは実は「反乱」に過ぎず、それが「自由の創設」をもたらすという「奇蹟」を伴わない限り、多くは混乱と分裂のもとで再び独裁の軛に繋がれる結果に終わったと指摘する。しかし往…

ロシア軍サイドのスパルタ大隊(Sparta Battalion)がネットでネオナチって書かれてるのを見かけた。確か違ったはずだと思って検索してみたけど、このソースはタブロイド紙のザ・サンっぽい? 宿敵であるアゾフ大隊と混同しているのかも。 スパルタ大隊は201…

ロシアの相変わらずのプロパガンダ。一方でウクライナも捕虜の動画を公開してジュネーブ条約違反の可能性を赤十字国際委員会に批判されていた。違反疑惑を指摘している人も見かけたし、やっぱりあれは問題行為だったんだな。

アゾフ大隊はナチスとまでは行かなくてもプチ紅衛兵くらいにはヤバい印象。 ロシアがウクライナをネオナチ政党と呼ぶのは民族に基づく差別を行っていると印象付けるためだろう。確かに、過去の分離主義者に対する弾圧を見る限り、ウクライナが差別と無縁の政…

2014年5月に書かれたウクライナの実態とロシアのプロパガンダとのずれを指摘する記事。ロシアのプロパガンダが当時から現在に至るまでほとんど変わっていないことが確認できて面白い。 一方、現状を知っていると当時の希望溢れる展望に物悲しくなる。2014年…

Russia is a no-show at international court hearing ロシアは国際法廷の審理に姿を見せずアンナ・ホリガン BBCニュース ハーグ特派員ロシアは、ウクライナが侵攻停止を求めている国際司法裁判所(ICJ)の審理への出席を拒否している。ハーグのロシア大使ア…

ここからより複雑な話になる。 悪名高いアゾフ連隊(アゾフ大隊)はどう見てもネオナチ的な準軍事団体だ。日本を含む複数の国から極右テロリスト集団に認定されてもいる。ただ本当のところはともかく、アゾフ連隊は自分たちは愛国者だがネオナチではないと主…

個人的には応援したい対象の問題点は早いうちに把握して認めておくほうが後々まで擁護しやすい。 ロシアのウクライナに対する非難には明白な虚偽が含まれていると同時に一理ある部分がないとは言えない。ウクライナが発表する情報に真偽の怪しいものが含まれ…

フェイクニュースは嫌いだし有害だ。でも権力が規制を弾圧に利用すると厄介だから表現の自由も守らなければならない。多数派が主張することが常に正しいとも限らない。情報が明らかになるに従って真偽が何度も覆ることだってある。 どう考えてもフェイクでし…

news.yahoo.co.jp ロシア軍のウクライナ侵攻を巡り、中国の総領事が「弱い人は強い人に喧嘩を売るな」などとSNSに投稿しました。台湾や日本を牽制(けんせい)する狙いがありそうです。 在大阪中国総領事館の薛剣総領事は24日、自身のツイッターに日本語で「…

『動物農場』や『1984年』の作者であるジョージ・オーウェルは反共産主義の社会民主主義者だ。彼は1949年のエッセイで、政治家としてのガンジーに対し一定の評価をする一方、非暴力不服従運動が成果を出せたのは相手がイギリスだったからであって、全体主義…

愚民を排除して優れた人間だけの優れた世界を作る、みたいな全体主義は、カール・ポパーが批判する疑似合理主義というやつだ。 近視眼的にはどれほど合理的に見えようと、大局的には全く合理的ではない。合理的でない目的を不動の教条に据えている。そんな目…