メモ帳用ブログ

色々な雑記。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

皇帝暗殺当時(1881年)、キロランケは15歳。ソフィアのモデルになったソフィア・ペロフスカヤは27歳。ソフィアは設定の整合性を考えるともう少し若いはずだけど、それでも革命運動のリーダーだから20代前半にはなっている?ソフィアはユルバルスを坊やと呼…

ウイルクの印象って、半ばギャグだけど、第28巻収録の前巻までのおさらい漫画を読んでるかどうかでも変わってくる。自分は、ウイルクは変わってしまったというのはキロランケの現実逃避が入ってるんじゃないかと思った。 ユルバルスが一度投げ入れそこねた爆…

躊躇わずに人を殺せる人間がその後も良心の呵責に悩まされないと勘違いされるのはなぜなんだろう。平気な顔をしていると周りがまた無言の圧力で同じことをやらせようとしてくるよ。

アシㇼパは自分の娘だから独立計画の先頭に立たせるしかないと覚悟しているのに対し、キロランケは他人なのをいいことに計画から遠ざけよう、遠ざけようとしているウイルクはサイテーのダブスタだと思う。自分はそういう歪み嫌いじゃない。

キロランケはウイルクは変わってしまったと嘆いていたけど、実は大して変わっていなかったんじゃないかという疑念がある。なにせ前後を比較した人間がキロランケ1人で、そのキロランケはウイルクに夢を持ちすぎていて実像を正確に把握できたとは考えにくい。…

谷垣とインカラマッを庇おうとした鯉登に銃を向けた時の月島の狙いは、鯉登を怯えさせて退かせることだっただろう。だが鯉登に前と同じような威嚇の手段はもう通用しなかった。鯉登は怪我の手当てをされていた時に薄々は察していただろう月島の真意を確信し…

江渡貝くんの時もそうだったけど、結構年いってる月島としては自分よりずっと若い人間が死んだり死にそうになってると気にしちゃうよね。それが自分に懐いてくれていたり命を助け合ったりした相手ならなおさら。 いかにもバトル漫画なダメージ描写が常のこの…

鶴見の本心はぼかされているけど、鯉登が杉元に刺された時に嘘でも心配してくれなかったのは完全に素だと思う。まああの時の鯉登は道具のくせに役に立たなかったからね。もし宇佐美みたいに役に立ってから刺されてたらヨシヨシペロペロしてもらえたのかも。

切腹から逃げた用一郎は最期に「自分だけ申し訳ない…」と介錯を拒んで亡くなった。自分を道具として使い潰そうとした先生から逃れて妻とともに人間として生きた日々の幸せさを物語っていて素敵だ。自罰ぶりに切なくもなるけど、いかにも幕末を駆け抜けた侍ら…

ソフィアに「キミのことは許した」って言うコマの上のコマで、写真の3人のうちウイルクにだけ3発入れてるんだな。ソフィアは許したがウイルクは許せない。

アニメの人斬り用一郎の回は本当に面白かった。ドキドキした。何気なく見てたら演出キッレキッレ!EDテロップで確認したら、絵コンテをアクションや時代劇に定評のある安藤真裕氏が担当していた。なるほど。 この回は原作をはじめに読んだ時から大好きだった…

めんどくさいので、これからしばらくゴールデンカムイのネタバレ短文を折りたたみなしで何投稿かしちゃう。 「あなたたちは救われたじゃないですか」=「私は救われていない」 「月島? 私の味方はもうお前だけになってしまったな?」=「お前は裏切るな も…

最近知って「フームフムフム…ほーうほうほう…」ってなったことです… pic.twitter.com/MBvCl1G36G — ノッツ🗡️電撃大王で連載中 (@knotscream) December 25, 2017

自分はウイルクのこと結構好きなんだけど、その理由を説明しようとしたら辺見和雄の話になって、R18Gな話になったからやめた。野田サトル先生って自画像に使うくらい辺見がお気に入りなんだよな。 ウイルクってヒロインの父親に設定するにはリスキーなキャラ…

中尉が少将を誑かして進めてきたクーデター計画って、普通、少将が主導し中尉に詳細を詰めさせた計画と見做されて処理されると思う。ゴールデンカムイの世界が普通かは知らん。

尾形は優しさを発揮する時に無意識に見返りを求め過ぎなのが良くないんだと思う。叶うはずのない期待が裏切られてキレてしまう。普通の人間もそういうところがあって当たり前だから、尾形の真の不幸は子どもの頃から間違った方向に決断力がありすぎたことな…

ゴールデンカムイは単行本での変更が多い作品だそうで、見方が逆になる部分もありそうで今から楽しみ。ファンは原作の要素をできるだけ拾ってあれこれ想像するけど、作者は全く新しい要素をぶっこめる。

ゴールデンカムイがもし社会的正義や社会的道理の話だったら生き残るはずのないキャラが最後まで生き残ってるから、ゴールデンカムイはやっぱり社会的正義や社会的道理の話ではないと思う。個人的な正義や個人的な道理の話、もっと言えば愛の話だと思う。愛…

リアルとデフォルメの間には不気味の谷がある。 不気味の谷現象 - Wikipedia 同じようにくすっとできるほのぼのネタと、不謹慎・ド下ネタ系の間にも不気味の谷を感じる。中途半端で変に生々しいのが一番笑えない。 ゴールデンカムイのギャグはアクセルかっ飛…

野生動物だと自然発生的に生まれた種の掟に従えない者は死ぬしかない。現代の人間なら暗黙の了解を破ったり法律に違反したりしてもそうそう死にはしない。掟に文句言ったり、場合によっては変えたりすることもできる。 この世は正しい者が勝つのでも、勝った…

乙嫁語りの姉妹妻の話って現代的価値観からするとアウト要素しかないんだけど、当時としてはセーフだったし、現代の人間が見てもそこまで違和感出ないようにうまくお話に落とし込めてるから完全にセーフ。

210話『甘い嘘』の個人的な整理と最終回後の妄想

尾形の父親に対する一番の感情は、過去の凶行を告白した時に動機を誤解されて感じた失望だと思う。だから鶴見中尉から現在の凶行の動機を言い当ててもらえた時は本当に嬉しかったんだろうなって。 尾形のコンプレックスの根底はあの時代ならではだ。現代だと…

キロランケの言っていた「いや結構無駄なことしたな」の無駄が人生でもストーリーでも豊かさを産む部分だ。 ほとんどのストーリーが終盤になるにつれて作品を閉めるために無駄を減らさなくちゃいけないし、ゴールデンカムイもその例外ではなかったんだけど、…

杉元の、狭義の一般社会じゃ通用しなそうな善性に満ちているところはとても格好いいと思う。杉元はそれで世を僻むこともないし、他人を無理矢理自分に合わせようとすることもない。 オオカミならどこでも同じような社会構造の群れで決まりきった役目を果たせ…

作中のキャラが何気なく呟いた一言がストーリーを暗示しているってのと、作中のキャラが発言から暗示される内容を意図していたってのは分けて考える必要がある。

第三者からの生ぬるい好感をガン無視した尾形の生き方はある意味潔くて立派だとは思う。尾形が求めたのは愛し愛される相手だけ。そのせいで孤独に苦しむことになって、本人は本人の人生に長年不満があったみたいだけど。まあ尾形は尾形なりに相手に優しくし…

ゴールデンカムイの主要キャラでミステリアスなキャラ付けがなされているのは尾形、ウイルク、鶴見中尉の3人ということでいいはず(ニワカ読者感)。

ゴールデンカムイのキャラで一番好きなのは感性で答えるならキロランケ。一番好感が持てるとか、人間として尊敬できるとか、深読みのしがいがあるとかだとまた変わってくるけど。

AIが差別的な発言・判断をするようになってしまったというニュースが時々報道される。そうしたニュースに対して、差別的な判断は感情論抜きなら合理的で正しいんだみたいな勘違いをしている人も時々見かける。 でも今のところ、世界のすべてを完全なデータと…