メモ帳用ブログ

色々な雑記。

話の筋とキャラ描写

『タッチ』のアニメは再放送とかで何度も流し見してたんだけど、半端に知ってる分ここ何年もろくに見てなかった。だから今見直してる最中。原作に忠実なアニメという評判で自分もなんとなくそう思ってたけど、当時のアニメとしては話の筋は原作に忠実な方とはいえ、キャラ解釈が正反対になる改変が思っていたより多かった。クライマックスのバトンタッチの意味が正反対とか、柏葉の高校時代の真相が正反対とかは散々書いたから、以下は新たに気づいただけ。

  • 達也:原作では和也の死後に黒木の勧めで野球部へ入部させられる時、黒木に騙されて野球部のユニフォームを着てしまう(ギャグ)。入部の経緯の説明がてら他の部員たちと引き合わされた時は不満げにそっぽを向いている。アニメではこのギャグが削除された。達也は野球部入部の時にまんざらではなく、自分から他の部員のユニフォームを適当に見繕って勝手に着てしまい、部員たちと取っ組み合いの喧嘩になる。入部の経緯の説明がてら改めて他の部員たちと引き合わされた時は喧嘩をしたためそっぽを向いている。
  • 新田明男:原作では南に気はあるがあっさりしている。妹はおれと違って(恋の)諦めが悪いと南に語る。和也への執着は強く、達也へもあくまで和也の影を追い求める。だが最後の真っ向勝負が成立した後は吹っ切れて、上杉和也に負けないよう達也へ伝える。アニメではおれも妹も諦めが悪いと南に語り、デートしたり、頻発にアプローチしたりする。達也への期待はあくまでも和也を塗り替えるかもしれない新たなライバルとしてのもの。
  • 南:原作では誰にでも優しいが恋の対象は達也一筋で、南がプレッシャーをはねのける原動力にできるのも達也。アニメでは新田とデートしたり、新田に会って気分が明るくなったりする。
  • 佐々木:原作ではキャッチボールさえ人並みにできない自分を変えるために野球部に入る。同級生ながらマネージャーの新田由加からは全く見向きもされていなかったが、野球部で成長して親しくなる。アニメでは由加に一目惚れして明青に入学し野球部に入部する。