『漫画SHOW』出身

第年秒（当時は胡偉）先生が「長安督武司」を連載していた漫友雑誌社の『漫画SHOW』は2013年に突然廃刊した。だから第年秒先生は翻翻動漫の『漫画行』に移って2014年から「5秒童話」を連載することになる。この時に以前から使っていた微博アカウント名の「第年秒」へとペンネームを変えた。
『漫画SHOW』出身で一番躍進した漫画は小新先生の「狐妖小紅娘」かな。廃刊後に連載を移籍した『腾讯动漫（テンセント）』でも大人気。2015年から始まったアニメシリーズは2017年に日本でも「縁結びの妖狐ちゃん」として放送された。吉祥寺にあった絵梦アニメーションのスタジオに「縁結びの妖狐ちゃん」の看板がかかっているのを見たこともある。小新先生も夏天島工作室と契約していた作家だけど、こちらはうまく著作権契約を処理できたから、脱退に成功した上で連載も継続できている。
第年秒先生が「長安督武司」の著作権を取り返せなかったのは、第年秒先生自身が契約を失敗したところによるものが大きそうだ。第年秒先生が夏天島工作室と契約したのは2012年で「長安督武司」の第26話と第27話の間。
でも『漫画SHOW』での「長安督武司」の契約と、『漫画行』『翻漫画』での「5秒童話」「拾又之国」の契約は、別途に行われている。だから「5秒童話」や「拾又之国」などの著作権は夏天島工作室から取り戻せた。
一連の騒動で夏天島工作室から脱退した漫画家は少なくとも32名。