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色々な雑記。

天才描写

YAWARA!』では全然苦労しない天才主人公の描写が、普通ならとてもこなせないハードトレーニングを天才過ぎて軽々とこなしてしまう、ってところが絶妙だ。これが天才過ぎて全然練習しないのに強い、だとイヤミなライバルキャラになってしまう。現実に天才と言われている人も、本人は全然練習していないとか言ってたとしても実際は常人ではとてもこなせないトレーニングをこなした上でまだまだやれるみたいなニュアンスでそういうことを言ったりする。苦もなく反復練習ができる、苦もなく一度身につけた技能を磨き続けられるってのはどんな分野でも才能の一番重要な部分だ。
昔に話したことある建築士の人曰く、建築士は町で見かけた建物の設計図を頭の中で自然に引けるそうで、それを日々積み重ねたり、日々改良点を思い浮かべたりすることで腕を磨いていくものだそうだ。
技能も感性も積み重ねだ。それは前向きな話なのか逆に一度出遅れると取り返しが難しいという話なのか。ただ何かのきっかけでコツを掴んで一気に伸びるということもどの分野でもよく聞く。逆に言うとコツを掴んでいけるような適切な練習でなければ無駄に反復しても効果が薄いということでもあるんだけど。