加持リョウジ

エヴァ加持リョウジは結構好きなキャラだ。加持のキャラはストレートに格好良い派と格好つけてるけど中身のあることは言えないアラサーダメ男派で意見が分かれそうだけど、自分は後者だ。アスカに惚れられて受け流しているのも、14歳のアスカを大切にしているというより、アスカと男女として向き合えば根本的な内面が同レベルなのをさらけ出さなくてはいけなくなるからそれを恐れているんだろうと捉えているんだけど、そういうところも好きだ。
若い頃にエヴァに触れたこともあってキャラのダメさの萌えポイントを語るのは好きだ。でもTPOを弁えないでやるとキャラ叩きみたいになるからよく考えてやらないといけないとは思っている。
ミサトやリツコの生々しいダメさも好きだけど、この2人のダメさは萌えより叩きの文脈に乗せられることが最近は多くて語り方やTPOを考えるのが難しい。主人公パーティーの年長者って神格化されるかダメさを叩かれるかで二分しやすいポジションだ。漫画版の1巻とか初期のスタッフ発言からすると最初はシンジとミサトのダブル主人公のはずだったんだけど、作品を見る限りではシンジの単独主人公の話しにしか思えない。ミサトの生っぽいダメ女ぶり、地球存亡の危機という現実離れした状況、ミサトがその危機に対して陣頭指揮を取るポジションで、しかも現場に出るのは14歳のシンジたちだというアンバランスさ。登場人物の内面がどいつもこいつも同レベルでガキ。ネルフの重要なポストに着いているのはみんな縁故採用。なのに破綻も含めてひとつの作品として成立したパワーが旧劇場版までのエヴァにはあった。加持はシンジの直接の上司でないことで得しているズルい男だ。そういうふらふらしているところを含めてオイシイ。エヴァのメインテーマではある親子の葛藤という枷からも逃れている。上っ面しかないから良いように解釈しやすい。漫画版だと内面に関わる過去描写があるんだけど、漫画版はアニメ版のパラレルワールドなので、それを踏まえるかどうかも含めてアニメ版の加持リョウジ人間性は見る側の好きなように捉えられる。