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終結と刷新

ジョジョで主人公同士の親子対立といえば第六部。第六部はあの世界観では最終作なだけあってジョジョのテーマのひとつである親子関係に一番向き合った部だ。徐倫が産まれた時期も、承太郎との親子関係がうまくいっていない理由も、シリアスな対立がやれるようにちゃんと強度のある設定が作ってある。それでいて徐倫を初の女性主人公に設定することで大きな変化をつけている。最終部であると同時に初の巻数リセットされた部でもあるから終結と刷新の両方を最初から意識していたのかもしれない。ジョジョでの父親と娘の葛藤のあり方も新鮮だった。ある種もうひとつの自分の可能性と対峙するような父親と息子の対立、それとはまた違った難しさが父親と娘の対立にはある。