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重要度の高いポイント

「想要消灭咱为爹娘报仇吗?想要为自己祖先所受的不公,为自己家这一世受的不公报仇吗?」
《日月同错》第七回 千年债偿 上-在线漫画-腾讯动漫官方网站

(両親の仇を討つためオレを消滅させたいか?自分の祖先が受けた不公平や、自分の家がこの世で受けた不公平の復讐をしたいか?)*1というセリフから、直接殺した三眼は両親の仇、そうなるように追い込んだ村人はあくまで家に不公平を与えた人間という区別がなされている。
白小小も阿毛たちも両親の敵を手にかけたこと自体は時代の点から大きな罪にはならない。白小小は不公平への復讐で村人を殺害しすぎてしまったことが破滅の原因となった。
祖先の不公平を子孫に償わせるという理屈を機械的に適応すると阿毛たち村の子どもも復讐の対象になってしまうが、白小小はあくまで自分たちに不公平を押し付けた村の大人を殺害するに留めた。しかし白小小は白大の子孫という理由のみで復讐の力を得ただけに、その人間的な選択は直接的な致命傷を招いた。
②三眼は西暦1906年に1600歳前後。西暦525年には200歳前後ということになる。
三眼は自称でありその自称以外の名は忘れた。おそらく人間としての名や人生は忘れている。西暦1906年で西暦525年のことをよく覚えているので、人間時代のことを覚えていないのはおそらく時間経過のせいのみではない。人として死んで法屍者になる時に機能的・外部的な理由で忘れたか、意識的に忘れたか。いずれにせよ三眼には狭義の人間性がほとんど残っていない。そのため法屍者らしく長生きするか、人間性の代わりらしいモットーに機械的固執するかという極端な行動を取る傾向にある。人間性には欠けるが感情はあるので、悪い意味での人間味はそれなりにあるようにも見える。

*1:咱は単数の一人称だけでなく複数の一人称にも用いることがあるが、三眼は咱を単数の一人称として使う。本作では複数の一人称には咱们を使う。