メモ帳用ブログ

色々な雑記。

高皓光は罪人である黒山村の大人たちはそれでも死ぬべきでないと判断し、救おうと考えたのに、覚悟が足りなくて救いきれなかった。だから大罪人ではあっても白小小を救おうとしたのはわかる。墓を掘った気持ちもわかる。でもその間子供たちを死体ゴロゴロ村に放置して、今も放置したままに見えるのは、正直言って人間性に問題があるように思えてしまう。それなのに自分の無能さをセンチメンタルに苦悩されてもついていけない。三川のエピソード自体は面白いのに、前のエピソードの不始末を引きずられている感じ。
三真法門が巨大組織だったり、ジョジョスピードワゴン財団みたいな後ろ盾がついていたりするなら、深く触れられなくてもそこが後始末をしてくれているはずと脳内補完できる。でも三真法門は師匠を含めて4人しかいない弱小勢力だ。救助の手はずが整ったならちゃんとそこを見せてくれないと安心しにくい。
最悪、町中で事件が起きたなら国や周りの人間がどうにかしてくれるのを期待できる。でも黒山村って乱世のど田舎だ。隣村は生贄を差し出していたような村だし、馬賊とかもウロウロしてるらしい。丸1年納税も行政の介入もないままに放置されてるようだ。
黒山村の周辺は本当のところどんな感じなんだろう?普通の通行人は三眼が皆食べてしまったのか?以前に返り討ちにされた法師とやらは完全な通りがかりだったのか噂を聞いてノコノコやってきたのか。黄二果が呼ぼうとした町にいる強い法師とやらは三眼を倒せる強さなのか。もしこの法師が返り討ちにされてたら黒山村はそのまま放置されてたのかそれとも法師の威信をかけて討伐隊が組まれたのか。
主人公が適当に活躍して適当にモテモテになる話なら背景はただのカキワリで十分なんだけど、世界観や設定そのものを推してくるならもう少しかゆいところに手が届くようにしてほしい。
三川のエピソードはちゃんとエンタメしてるから、設定とバトルのバランスがいい。