スクショ多すぎ① 運命論(再掲)
これは前の記事をそのまま再掲。
今までの屍者の13月の情報整理。スクショ多すぎなのでもし単行本が発売されるなら画像は削除する。もし権利者様からの申し立てがございましたらすぐに対応いたします。
屍者の13月は運命論・宿命論が重要な作品だ。
黒山村のエピソードでは姜明子が操る高皓光と、三眼が操る白小小が対峙し、高皓光が白小小の操作を避けずに受け入れてしまって最悪の結末を迎えた。また、姜明子と三眼を含めたこの場の全員が運命に操られている。同月令に選ばれた法師である姜明子と法屍者である三眼は陣営の違いこそあれど似たような立場だ。ただ姜明子は残酷な運命に操られるだけの立場から抜け出したいと思っており、三眼は屍者が人を食べるという摂理や運命に従うことは正しいと思っている。個人的にはここで何度も書いているようにどちらも言動がいけ好かない。ただブログ本館だと味方陣営で人気が出やすそうな姜明子に対する愚痴を書くのはやめておく。
姜明子は宿命に終止符を打ちたい。そのためには自分の寿命が尽きるまでに不屍王を打倒しなくてはならない。だから高皓光に早く強くなってほしい。
姜明子は宿命に終止符を打とうとする一方で、高皓光を自分の操り人形にし宿命に従わせようとする。ただ高皓光がなかなか自分の思い通りにならないことをむしろ喜んでいる。
[第9話]屍者の13月 - 第年秒 | 少年ジャンプ+ 19~20/35
高皓光が白小小の操作を避けずに受け入れて、運命に従うだけの傍観者の立場に甘んじてしまった時は失望した様子を見せた。
黒山村のエピソードでは運命や死者の思いに操られることの否定的な面が描かれている。
運命・宿命については第1話の高皓光と馬朝師匠の会話でも語られている。
[第1話]屍者の13月 - 第年秒 | 少年ジャンプ+ 27~29/75
高皓光は、自分の運命は自分で決めたいし、死んだ人間のお願いは自分には関係ないと思っている。しかし師匠曰く、宿命を変えるにはまず宿命通りに不屍王を倒す必要があるという。おそらく同じように、死んだ人間のお願いと無関係になるためにもまず死んだ人間の因縁を解消する必要があるはずだ。第1話で高皓光は宿命と師匠をかばって亡くなった先人たちの思いの両方を背負った。運命や死者の思いを受け止めることの肯定的な面が描かれている。
同月令に選ばれた3人が運命の操り人形だということは第1話の冒頭でも示唆されている。
[第1話]屍者の13月 - 第年秒 | 少年ジャンプ+ 2~3/75