メモ帳用ブログ

色々な雑記。

あの世界の季節感について考えたらよくわからなくなった。たぶん厳密に考証していない部分だ。季節感は真面目に扱わない作品も多いからそれはいいけど、季節から時間経過を推測するのは無理っぽい。
とりあえず、黒山村のエピソードの最後でたくさんの色付いた落ち葉が出てくるから西暦2020年はこの時点で秋(10〜11月)。
三川のエピソードで何回も彼岸花が出てくるからこの時点で西暦1906年は9月中旬〜下旬。
西暦2020年の枯れ葉と西暦1906年の緑の葉は何度も対比されるから数ヶ月ずれている。
三川のエピソードは丸1日かからず終わる。高皓光と黄二果が黒山村に飛ばされて戻ってきたら这两天(この2日の間)にそんなことが…と言われたので日付が2回変わっている。第1話から黒山村に飛ばされるまでに日付が2回変わった。第1話から三川のエピソードが終わるまでは日付が5回変わって6日間。
黒山村の白小小は去年の初秋に父親を、晩秋に母親を生贄にされた。三眼が村付近に出現して1、2年なので今は秋?
第1話では1906年に収穫間近の麦畑にしか見えない農地が出てくる。オオムギと秋蒔きコムギの収穫期は初夏。春蒔きコムギの収穫期は8月。第3話によれば高皓光たちが住んでいるのは大別山脈のあたり。大別山脈は中国でどちらかというと稲作地域に当たる。高皓光たちも朝食で米を食べていた。もしこの地域でムギを栽培するなら秋蒔きコムギかオオムギだ。春蒔きコムギはごく北方でしか栽培しない。
1906年は6日間で初夏から9月まで季節が進んだことになってしまう。単に考えていないだけだと思うけど、もしかしたらイネを描くべきところをムギに作画ミスしたのかもしれない?
西暦525年で白大が帰宅した時に背景でムギらしい穀物が実っている。黒山村のある徐州府のあたりは稲作地域と麦作地域の境目。イネと秋蒔きコムギとの二毛作が始まるのは宋代とされている。西暦1906年で黒山村の周りに青々した農地が広がっている。この農地は初夏だと考えても初秋だと考えても水田?だけどコマによっては農地で収穫間近のムギらしい穀物が実っている。西暦525年で実っていた穀物は何で時期はいつだ?もし春蒔きコムギで初夏だとすると白大と阿柴は薬草を探すために冬に村を出てそのまま野外で冬を越して、半年ぶりに帰って来たことになる。半年かけたなら春に村を出て秋に帰ってきたという流れのほうが自然に思えるけど、そもそも薬草を探しに出て半年村に帰ってこないという状況がよくわからないのでなんともいえない。