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色々な雑記。

高皓光たちが黒山村を出発した後のルートについて。

1906年に高皓光たちが住む大別山脈付近と徐州付近にある黒山村は400~500km離れている。

高皓光たちは朝食時に飛ばされて昼食前に戻ってきた。昼食中に「この2日の間にそんなことが」と言われたので日付が2回変わっている。詳細を書くと、黒山村でひと悶着あって夜になり、夜明け前に出発。護符に乗って空を飛びながら夜明けを迎える。朝日は進行方向から上ったので、向かった方角は東。テスト運行中の沪宁铁路(現実では、1906年に上海-蘇州間が開通。1908年に上海-南京間の全線が開通。沪(滬)=上海、宁(寧)=南京の略称であり、沪宁铁路の外国語名はShanghai–Nanjing railwayや上海南京鉄道となる。しかし『屍者の13月』日本語版ではなぜか「上海・寧波鉄道」となっている。宁(寧)を寧波と勘違いした?)*1を見る。

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《日月同错》第十回 千年世界 下-在线漫画-腾讯动漫官方网站 7/15

高皓光たちと白小小が見た街は上海-蘇州間のどこかで、おそらく上海だ。高皓光たちは亡くなった白小小を埋葬して徒歩で出発。第13話では帰る道すがらどこかの街で夕暮れ時に食事を取った。第14話の最後では日中にロバかラバの荷車に乗っていた。そして第15話で昼食前に帰宅する。

上海から大別山脈付近まで700km以上ある。高皓光たちは丸一日で700km以上移動したことになる。沪宁铁路の区間で大別山脈に最も近い南京からだとしても300km以上ある。護符は一遍に4枚まとめて使い切った描写があるが(4枚の護符から4つの光る銭が飛び出て1つに融合している。第3話で描写されたように、複数の銭を融合させると大銭になる)、どんな交通機関を使って帰ったのか。

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《日月同错》第十回 千年世界 上-在线漫画-腾讯动漫官方网站 5/10

ちなみに、西暦525年に白大が黒山村・大別山脈間(400~500km)を往復した時は半年かかった。

フィクションだと話の都合で謎の大ワープが生じるのはありがちだし、シナリオに絡まないなら触れるだけ野暮。ただ、帰宅が遅れて生まれた悲劇から直接連続する部分で大ワープが生じると少し気になる。