メモ帳用ブログ

色々な雑記。

寄生獣は人間を乗っ取る怪物ものにありがちな、宿主の魂が寄生生物に影響を与えるとか、ここぞという時に抑え込むとかの展開が皆無なのが特徴だ。主人公が身内の肉体と対峙する時さえその例外じゃない。実写版だと少し違ったような気もするけどよく覚えていない。魂の扱いや人間とパラサイトの思考の違いにとことんシビアな作品だ。だからこそ主人公の2回の再会シーンやパラサイトとの交流に強い意義が生まれる。
寄生獣の影響がよく出ているハンターハンターのキメラアント編は、こういう部分がいい意味で甘々なのが特徴だ。浪花節というかロマンチックというか。お涙頂戴を陳腐にしないパワーがある。