メモ帳用ブログ

色々な雑記。

黒山村は因果が絡み合いすぎてどうしようもない状況になっていた。意図的に殺害した人数で考えれば白小小が一番の罪人だし、加害者を擁護して被害者を批判するのは卑怯だけど、やっぱり殺された村人にも非はあった。
第11話で姜明子は白大を早く家に帰せるなら全てが救えると考える。村人は暴走せず白大の家族を殺すこともなく、三眼は自害したまま復活せず、白小小たちが悲劇に巻き込まれることもない。ただし因果律の働きでそれは叶わなかった。第9話で高皓光も千年前に何も起きなかったらと考えていた。だが恐れたとおりに因果は変えられず、悲劇は止められなかった。元凶を討たなければ因果は変えられない。
三真同月令に選ばれし者の宿命は不屍王を倒すことであり、元凶の中の元凶を討つことだ。それが宿命を変えることだと第1話で師匠は語っていた。
姜明子は屍者のことを完全に切り捨てているが、高皓光は自我の残る屍者についてはまだ救うことを諦めていない。
ところで過去・現在・未来に同時に存在するという不屍王を倒すと何が起きるんだろう。普通に考えたら倒した時点での段星煉の時代以降で不屍王が消えるということのはず。でも3つの時代で不屍王が消滅して以後のそれぞれの時間軸が分岐してパラレルワールドが3つできるとか、最初から不屍王が存在しなくなり歴史が最初から作り直されるとかの可能性も考えられる。