映画『マイノリティ・リポート』を見ると、現代のアメリカでは公共の福祉を盾に個人の自由を脅かされることをどう捉えているのかわかるような気がする。また、聞こえがいいように思える目的刑論が行き過ぎた場合に現れる弊害を描いていることもユニークだ。ただし同じアメリカ人でも原作者のフィリップ・K・ディック(1928〜1982)はその部分をテーマとしていなかったので、原作である小説では結論が違う。
映画『マイノリティ・リポート』に影響を受けているアニメ『PSYCHO-PASS』やアニメ『ID:INVADED』も違った結論を出している。良くも悪くも日本人の社会に対する感覚はこういうものだと思う。