メモ帳用ブログ

色々な雑記。

もし白小小が村の子どもたちまで殺していたら高皓光はどうしていたんだろう。その時はあの4枚の護符で白小小を殺すしかなかったかもしれない。白小小が借元真目で子どもたちと高皓光たちの動きを止めたまま走って逃げようとした場合ならどうしただろうか。借元真目の射程距離自体は長そうだけど、法力の蓄えがどれだけあるか心もとない。身体は人間のまま数百人殺して逃げている女性に対して、高皓光はどう対応すべきなのか。屍者の神通だけを持ち、大量殺人を犯して逃げる人間の女性を、あの世界の人間や求法者はどう扱うのか。白小小が子どもたちに刺されて死んで、その辺有耶無耶になったのは作劇としてちょっとずるい。というかあの村の惨劇は公的にはどういう扱いに?
三眼は白大の死体を勝手に操作して、白大の手で復讐をさせたことに満足していた。白大からは以前にやったことを続けることが復讐になる、つまり屍疫を再開してほしいと言われていたのにも関わらずにだ。それでいて、屍疫患者を殺すという点だけを守った。屍者のように見える白大の死体の目撃者を生かしておいたせいで、白家に不吉な噂が伝承されることになってしまった。清末でもその後を考えずに白小小の手で復讐を果たさせることにこだわったせいで白小小が死んでしまった。三眼は白大が復讐を果たして死んだことも知っているし、長生きの良さも知っているんだから、もう少し考えて行動してくれてもバチは当たらないだろうに。せめて白小小をイエスかノー以外にない状況に追い込んだりせず、どうしたいのかを自由回答で聞くくらいには思いやってくれなかったものか。
三眼はもし白家の子孫のそばにいたかったのならちゃんと確認して安全を確保しておけば良かった。実際は借りがあるから食わないようにしただけで子孫の様子に興味があったようではない。というか自分が間違って食ったりしなかったら、白家の迫害を知っても何の介入もしなかったはずだ。だったら山を離れたほうがお互いに安全だった。それができなかったのは、千年間愛情を注いだ木があの山にあったからだ。