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色々な雑記。

三眼は西暦1906年にこう言った。

「唯一的娱乐或者说嗜好,只是看着一根小树苗一天天长高长粗,比一比谁能活得更久罢了。」

(直訳)

「唯一の娯楽というか道楽は、一本の小さな苗木が日に日に高くなり太くなるのを眺めて、どちらが長生きできるのか競ってみることだけだ。」

西暦525年にはこう言っていた。

「不过只是想安安稳稳的,默默无闻的享受长生的乐趣罢了。」

(直訳)

「ただ平々穏々で静かに長生きを楽しみたいだけだ。」

 

「(不过・只是)〜罢了」で「ただ〜だけだ」。

「比一比谁〜」で「誰が〜か競ってみる・比べてみる」。「一根小树苗」は「一根一根・一根根(一本一本・一本ずつ)」でも、「看着一根小树苗一天长高长粗(小さな苗木が一日一本ずつ高くなり太くなるのを眺める」でもないので苗木は一本だ。

「比一比谁能活得更久」は「誰が長生きできるか比べてみる・競ってみる」。唯一の道楽の話なので、木を眺めその木の長生きを誰かと競うという意味だ。苗木が「比谁都能活得更久(誰よりも長生きできる)」のを見るという抽象的な表現ではないので、「谁」には具体的な範囲があるはずだ。三眼は苗木に「谁」を使い、人間的な存在として扱っていることを強調している。三眼は自分の植えた一本の苗木以外の木には関心を示していない。「谁」は苗木と三眼のことで、苗木とそれ以外の木のことではないだろう。

三眼は西暦525年時点から平穏で静かに長生きを楽しみたいという植物のような生き方を望んでいた。西暦1906年時点では「一千年前咱刚可行动时,就种下的你。(一千年前俺が動けるようになった時に、すぐ植えたお前)」である一本の苗木とともに同じ生き方を楽しむことを望んでいた。