メモ帳用ブログ

色々な雑記。

アッカーマン家は一応エルディア人だけど、始祖の力で記憶を改変されることがない。巨人化薬を経口摂取しても巨人にならない。東洋人も基本的には記憶改変の対象外で巨人にならない。だがミカサの母の家系にはごく僅かにエルディア人の血も混じっているはずだ。ミカサの母はヒィズル国の将軍の子孫であり、かつてはエルディア帝国と有効的な各国の高貴な身分の人間が、ユミルの民の血を取り入れる風習があったためだ。いわゆるエルディア人と、民族としてのエルディア人ではないがエルディア人の遺伝子が含まれている人間を総称し、ユミルの民と呼ぶようだ。
アッカーマン家と普通のエルディア人の混血であるリヴァイは、ケニーの脊髄液入りワインを飲んでしまった可能性が高いが、巨人化しなかった。ミカサもリヴァイも巨人化の煙を吸っても巨人にはならなかった。おそらくケニーも巨人になること自体が不可能だったはずだ(巨人化薬を経口摂取した後でジークかムカデの命令で巨人化する手順だと巨人にならなかったが、脊髄液を注射をする手順なら巨人になれた可能性はなくもない)。しかしすべてのユミルの民が繋がっているとされる「道」にはミカサもリヴァイも入ることができる。また、ミカサは終盤で非現実のビション(あの時家族以外の答えを言えたら的な仮想世界か、もしかしたら並行世界そのもの)を見た記憶を取り戻した後でアルミンに「アルミンも… 記憶が戻ったんでしょ?」と語りかけた。ミカサも始祖の力による記憶改変の対象に含まれることがわかる。しかしエレンの意思によって記憶を取り戻したアルミンたちと違い、ミカサはあの場面で自力で記憶を取り戻したように思える。普通のエルディア人の血が薄く、記憶改変の効果も薄かったためだろう。非現実の世界でお互いの気持ちを確かめあった記憶を取り戻せたからこそ、ミカサはあの決断ができたはずだ。