メモ帳用ブログ

色々な雑記。

進撃の巨人の終盤では光るムカデが巨人化の煙を噴出し、皆がその煙を吸ってしまう。その最中リヴァイが「アッカーマンと巨人の力を持つ者は例外だろ」と言い、やむを得ず、無垢の巨人になってしまう仲間を残して巨人にならない人間たちがその場から離脱する。リヴァイの発言はアッカーマンは巨人化しないという意味だが、最初に読んだ時はその根拠がわからなかった。しかし読み直して以前の話を誤読していたことに気が付いた。
リヴァイはこれ以前にも部下がジークの脊髄液入りワインで巨人化させられ、戦闘を余儀なくされた。自分はこの時にリヴァイがワインを飲まなかったために巨人化しなかったのだと解釈していた。
ハンジはジークに重傷を負わされたリヴァイを発見し、治療しながら「…みんな巨人にされたけど君だけ生き残った この怪我でまだ生きているのも同じ理由だろうね 君がアッカーマンだからだ」と言った。自分はこれをリヴァイがアッカーマンであるために巨人化した大勢の班員を下せる力を持ち、さらにアッカーマンであるために大怪我を負ってもしぶとく生きているのだと解釈していた。しかしムカデが煙を出す前にアッカーマンは巨人化しないとリヴァイが知ることができた場面はここ以外にないはずだ。リヴァイはケニーが亡くなった時にはアッカーマンも巨人化できると考えていた。調査兵がジーク監視の合間に脊髄液入りのワインを飲む中、リヴァイも部下に勧められてワインを飲んでいたのだろう。「兵長が飲んでくれなきゃ下っ端の俺らも飲めませんよ。ささ、一杯」のような流れで。リヴァイは自分が巨人化しなかった理由はアッカーマンの血にあるとハンジの言葉から悟ったようだ。ジークはマーレの知識でアッカーマンが巨人化しないことを予め知っていたと考えられる。