メモ帳用ブログ

色々な雑記。

マーレ編は、マーレ側に大義があるのはわかったし、ヴィリー・タイバーが人格的には高潔なのはわかったから、だからこそパラディ島をお綺麗な言葉で滅ぼす気なのにムカつくぞって読者が感じたタイミングドンピシャで、エレンがヴィリー・タイバーをぶっ殺すのがうまくできてる。盛り上がる。
もちろんエレンはヴィリー・タイバーにもマーレにもムカついていないしやむなく殺すことに申し訳なく思っている。自由を手に入れるための邪魔者を踏み潰すことにはテンションが上がっても、報復で壁外人類を殺すこと自体にはテンションが上がったりもしないだろう。読者の感情と、マーレ編に入るまではずっと感情移入の対象だったエレンの感情とにズレを作っているのが面白い。