メモ帳用ブログ

色々な雑記。

宮崎駿監督はあるエッセイで、毛沢東を善人だと思い込もうとしたがやはり悪人だとわかった、と現実に目覚めたようなことを書いていた。
それでいて、その後にも「若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件だ。そう言ったのは毛沢東です」と、座右の銘にしている言葉は依然として引用し続けている。若い頃、この言葉で応援されたと庵野監督も語っている。宮崎監督の複雑な人間性が垣間見える。魅力的な作家だ。現実の革命家に失望はしたけれど、若い頃に影響を受けた言葉までは嫌いにならない、理想自体は捨てないということなんだろうか。