メモ帳用ブログ

色々な雑記。

フィクションのトンデモは現実的かつ直接的に迷惑行為・犯罪行為を呼びかけるものでもなければ客観的な欠点にはならないと思う。でもタイムリーで生々しいなトンデモを扱う作品には拒否感が出やすい。賛否分かれる作品になるのは避けられない。
五十嵐大介先生の『海獣の子供』は絵がうまいから好きだし、作中の海洋トンデモネタも原作発表時には懐かしのネタの領域に入ってたからフィクションとして割り切って見れた。水戸黄門とかのお約束時代劇に史実と違うってツッコミを入れる必要はないようなもんだ。でもアレ系ブームの真っ最中に発表されてたら自分は素直に読めなかっただろう。
アニメ映画も絵が豪華で良かった。
ただしあくまで海洋生物のレトロロマン詰め合わせ作品というか、作中のネタに変な感銘を受けてしまったりする類のもんじゃない。特に原作だと天才設定のアングラードが陳腐な説を唱えまくるのは笑えるけど、絵と演出がうまいからファンタジーでいいや。
皆川亮二先生のトンデモネタとかも楽しいし。