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色々な雑記。

自然科学を学んだ人間なら講義でカール・ポパーについては触れているものと思っていたけど、実際のところどうなんだろう。反証可能性とか、現代的な科学とは絶対的に正しい理論というよりも現在正しいとされている理論さえ絶対的なものではないことを認めて都度修正して行くことで絶対的な真理を目指す方法論だとか、そうした科学哲学にも現在では批判が加えられているもののポパーが現代の潮流の生みの親であることは間違いないとか、そういうの。もし絶対的に正しい理論が科学だという人がいたら、その人は言葉足らずか自然科学の教育を受けていない可能性が高い。文系の人間でも『開かれた社会とその敵』という書名くらいは知っているだろう。社会進化論マルクス主義疑似科学でしかないと看破したことで有名な本だ。
社会主義国でもカール・ポパーに関する講義ってやるんだろうか。現在の科学が絶対的なものとは限らないとか、科学的社会主義を名乗るマルクス主義疑似科学に過ぎないとか、教えられない気がする。