メモ帳用ブログ

色々な雑記。

現在のロシアというかプーチン大統領の政治的スペクトルはどう考えたらいいんだろう。間違いなく極左ではない。ロシア民族の生存圏確保を大義名分にしているという点からして極右でいいのか?そうするとやっぱりネオナチに近いのはウクライナじゃなくてロシアのほうだよなあ。
そもそもファシズム自体が社会主義の影響を受けて生まれた思想だから、通常は右翼に分類されるファシズムを左翼と位置付ける説もあったりと、この辺ややこしすぎる。(経済の)自由主義国家主義君主制と比較すれば左側だけど、社会主義福祉国家と比べれば右側で、アメリカで自由主義(リベラル)というと中道左派社会自由主義のことになるとか。環境問題は左派が取り組むことの多い問題だけど、個人主義よりは全体主義的な問題だけに右翼の環境団体も珍しくはなかったりとか。戦争の脅威を殺人に喩えるなら環境問題の脅威は生活習慣病。その時々で優先順位はあるにせよ、どちらも国家や超国家機関で取り組まなければ座して死を待つのみになる。ドイツなんかは戦前から右翼の環境団体があって、あのナチス環境政策に積極的に取り組んでいたことは有名だ。自由主義でも、すべての人間の自由を守る考えから、未来の人間の自由を守るために環境問題に取り組もうという意見もある。少なくとも現在の自由主義は無秩序も暴君による暴政も意味しない。法の支配という秩序があるから市民の自由が守られる。