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色々な雑記。

宮崎
全体主義は部族社会への回帰願望だと非難したのはノーベル経済学賞の受賞者であるフリードリヒ・ハイエクだ。同時にハイエクは人間が限られた知性で設計しコントロールしょうとすることの愚も説いた。こうした視点は現在においても概ね正しいとされているし、自分もそう思う。ただ、社会の変化が加速し続け、明らかに人間の本能で対処できる範囲を凍えつつある今、これから先もなるようなるがままに任せることは人類を絶滅の未来に急加速させることに繋がりはしないかという懸念がある。生物としてヒトを捉えるなら無計画に行動した結果絶滅に至るのも極めて自然な運命の1つということになるけど、どうしても自意識のある人間としては色々と考えざるを得ない。
それはそれとして、部族社会や人的流動性の低いコミュニティが特定の正義で統一されるのはやむを得ない面もあると思う。特定の正義が廃れる時はそのコミュニティも共に滅ぶ。