メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鯉登がフチの村で言った「お前の鶴見中尉殿に対する姿勢は健康的ではない 私は鶴見中尉殿を前向きに信じる 月島はその私を信じてついて来い」は大好きなセリフ。この人は青すぎるな…って月島の表情もふくめて味わい深い。ただ鯉登の鶴見に対する姿勢は本当に健康的なのかよってのはちょっとツッコみたい。いつでも前向きなのは間違いない。こういう前向きさも父親とのわだかまりが解けたおかげだと思うと、鯉登が鶴見の嘘で結果的に救われたのは間違いないんだ。月島からしたら、自分の中での建前的には脅してでも止めるためとはいえ、やっかみの本気さが滲んでしまうのは仕方がない。
樺太編が終わって、怪我をして任務が達成できず落ち込む鯉登に対しても父親は「生きちょりゃよか」と声をかけた。ただ誰にも見られないよう周囲を見回していた。時代的にも、立場的にも、友人の遺書とされているものの内容的にも、大義よりも私情を優先することは許されない。鶴見に協力しているのも、少なくとも裏での表向きや部下たちに対しての説明では鶴見の大義に賛同したから、ということになっているはず。