メモ帳用ブログ

色々な雑記。

「鶴見中尉殿スゴ〜〜イ!!」の時の鯉登の感情は読者視点からは把握するのが難しいんで何度も書く。
ただそれを見た月島がどう考えたのかはわかりやすい。命に関わることだからシリアスに脅したのにいつものヤンデレギャグ発作が起きたのか(呆れ)、でも鶴見中尉殿へのヤンデレが続いている限りは消されずに済むな、みたいな感じ。その後も鯉登の父親の駆逐艦で船室に父親と2人きりにしたまま自分は甲板で海見てるし。もし鯉登が父親に告げ口していたら、鶴見一派は逃げ場がなく鯉登の父親の部下でいっぱいの船の上で一巻の終わりなのに。その後も鯉登が逃げようと思えば逃げれる機会を何度も作ってしまっている。鶴見中尉には暴露について絶対に報告してないし。
鯉登が鶴見に普通に話せるようになっていてしかもそれが鶴見にバレちゃった時は色んな意味で、あ〜あ、台無しだ、だな。
一方、鯉登の方は意図的な嘘はついてないはずし、「そんなに必要とされていたなんて嬉しい」のは本心の一部だろう。ただお決まりのヤンデレリアクションに無意識に逃避したせいで、あの場では自分の心と向き合いきれなかった。後で自分の心を整理した結果、月島は鶴見中尉殿に必要とされてても嘘で苦しんでるし、自分も必要とされるのは嬉しいけどこれ以上嘘はつかないでほしい、鶴見中尉殿を信じているけど本当の目的と気持ちを見極めたい、みたいなところに落ち着いたんだろう。この時点ではまだ誘拐された時の恐怖は心の奥で麻酔されている。
鯉登は鶴見の嘘に絡め取られなければそもそも鶴見と出会うことすらなかった。陸軍に進むこともなかった。だから鶴見の部下でいたい限りは今までの嘘は受け入れるしかない。それでも鶴見が進む道の途中でみんなを幸せにしてくれることは疑いたくなかったし、本当に自分の助力が必要とされる時には今度こそ偽りなくまっすぐに自分を頼ってほしかった。