メモ帳用ブログ

色々な雑記。

もし鯉登が鶴見と自分の出会いが嘘であることを受け入れていないというのなら、月島と自分の出会いも嘘であることを受け入れられるはずがない。鯉登はどちらとの関係も嘘から始まったことを受け入れた。月島はきつい言葉を使ったが真実を語ってくれたし、苦しい胸の内も打ち明けてくれた。だが鶴見は真実を語らず頼ってもくれなかった。
鶴見も「あなたたちは救われたじゃないですか」ができたら鯉登は鶴見の部下で居続けられたのに。
鯉登がアシㇼパの故郷で言った「ただ私は鶴見中尉殿がみんなを犠牲に己の私腹を肥やそうとしたり あるいは権力欲を満たしたいだけの… くだらない目的を持つ人間とは到底思えないのだ」という洞察は正しい。鶴見は真面目でまともだった。ただ、変に真面目な人間が後戻りできなくなるといかに危険かということを、鯉登は月島の実例から学んだほうが良かったかもしれない。学んだところで鶴見が鶴見である以上鯉登には対処不可能な気がするけど。