メモ帳用ブログ

色々な雑記。

名場面投票でも採用されてた第21話の土方の「戦力になったのは命を捨てる覚悟が出来ていた者だけだ 生き残りたくば死人になれ」というセリフがクライマックス先鋒戦の土方と鯉登の戦いで活かされているのにグッとくる。このセリフはこの時点だと「自分から死神にギリギリまで近づくことで生き延びる活路を見いだす」(第18話)不死身の杉元の対比という意味合いが強い。初期の構図は不死身の杉元vs死神の鶴見vs悪霊の土方。でも構図の変わった終盤でもこのセリフはうまく再利用できた。
薩摩の若き剣士である鯉登は、ストーリー上の対土方要員として用意されたキャラっぽい。もし最終戦が杉元・アシㇼパ勢力、鶴見勢力、土方勢力の三つ巴+尾形となると、さすがに杉元が他の2つの勢力を潰すのに無理が出る。だから杉元たちと土方たちの共闘は早いうちから既定路線で、主人公vsラスボスは外せないから土方とぶつけるための新キャラを序盤の終わりに投入した感じ。鯉登が函館、五稜郭絡みの過去を持っているのもちゃんと要素がはまっている。入れ墨の暗号の答えと土方が五稜郭で大暴れって部分は構想の早いうちから決まっていたそうだから、それに合わせられた。