メモ帳用ブログ

色々な雑記。

岩明均先生の漫画だと、シナリオしか担当してないけど『レイリ』も面白い。岩明先生が『ヒストリエ』と並行して『レイリ』の作画・演出までやるのは無理だし、こういう形でも岩明均作品が増えて嬉しい。すんなり完結できたし。
室井大資先生の作画・演出は1巻分だけ慣れてない感じだけど、それ以降はばっちりだ。美少女・美少年が、その作品設定としての美形でなく、絵から素直にそう感じられるところは、室井先生を起用して間違いなくプラスの部分。
シナリオも本題に入るのが2巻の途中からだからスロースタートな作品かも。でも出揃ったキャラは全員良い。主役級の4人はもちろん、徳川家康とか武田勝頼とかみたいな泥臭いキャラの描写にもいちいち痺れてしまう。岩明先生が第1巻で書いている通り、レイリにはモデルになった史実の人物がいる。それを読んで自分も調べてみて、目の付け所がさすがだと思った。ただ、その人物の経歴を書くとネタバレになってしまう。せっかくマイナーな人物を主人公にしたんだからそういう野暮はやめておこう。
あと今の自分の脳みそだと丹波さまが素で鶴見劇場並の立派なお侍様なことに不適切な面白みを見出してしまう。ベタベタだけどこういう人には忠誠捧げちゃうな。

LINE漫画だと太っ腹に冒頭5話が無料。
ただどうしても岩明先生が演出も作画も担当している『ヒストリエ』の方が好みだから、『ヒストリエ』はどれだけ時間がかかっても、未完になっても、やれるところまでは岩明先生にがんばってほしいと思う。もし先生自身が何らかの制作体制の変更を決めたら素直に受け入れるけども。