メモ帳用ブログ

色々な雑記。

鶴見は部下を利用するために部下に自分を愛させようとするうち、知らずしらずに自分も部下に情が移っていた路線もありかなと思った。鶴見は「愛です」の回では『人殺しの心理学』でいうところの指揮官の罪悪感(自分の判断の結果として部下が死ぬ罪悪感)を考慮していなかったように思える。計算外の自らの罪悪感を最後の最後で自覚できたという解釈。オリガとフィーナの代わりを積極的に探そうとしていたのではなく、オリガとフィーナを喪った寂しさのために無意識に代わりを求めてしまっていた。そのことに「愛です」の4人全員を失ってはじめて気が付いた。そしてこのまま列車を走らせていては死なせてしまう部下の存在にやっと思い至り、「道連れには出来ん」と呟いた。
部下たちの中でまず鯉登から意識が向いていてるのは直前に「解放してあげてください!!」と懇願されたことを思い出したからだろう。鯉登が直接的に頼んだのは月島のことに対してだけど、結果的に生き残ったすべての部下たちにかかる言葉となった。