メモ帳用ブログ

色々な雑記。

月島は大義のために捨てたものを取り戻したいとは思わない人間だ。大義のために捨てたものは大義を成し遂げることで埋め合わせたい。自分の役目だと信じたものを諦めたくない。月島が最終回で鯉登の右腕になることで晴れやかな顔になれたのは、鯉登が捨てたものを取り戻させようとしてくれる人間だからではなく、ゼロからやり直して新しい夢を見せてくれる人間だからでもなく、鶴見の作戦が失敗して一度は諦めかけた国防という大義をともに目指し直してくれる人間だからなんだろう。
鯉登と月島では国防や日本繁栄という概念に若干の食い違いがあるけど、そこは長い時間をかけて埋め合わせていけたはずだ。