メモ帳用ブログ

色々な雑記。

白米みたいに飾らず誰からも好かれる鈴芽、鎮守の森の湧き水のような草太、濃ゆい環、色とりどりの女性キャラ、と来て、鈴芽からは見えにくい草太の人間味を補強するための男性キャラでカツカレー並みにわかりやすいパンチのある芹澤は印象が強い。(特に女性の)オタクの関心が芹澤に集まっているのは見た人間には納得しかない。言うまでもなくいいキャラだから特に言うことがない。主役ではないけど、重要なサブキャラクターではある。
君の名は・天気の子・すずめの戸締まりは主役キャラの姓名のどこかに植物要素が入っていて、芹澤にも植物要素がある。水要素も草太(宗像は海・航海・道の女神)と共通している。朋也という名前も役割そのまんま。
むしろ芹澤の名前に植物要素が入っているのに環に入っていないのが不思議だ。初期案だとなのかという少女とたまきという少女のロードムービーだったことの名残なんだろうか。
初期案通りに鈴芽のパートナーは女性だったほうが話の構造はシンプルだっただろう。でも


母を喪った悲しみを乗り越えるためのパートナーが草太と環に分担されている現在のストーリーもちょっとした複雑さがいい深みを産んでいると思う。