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草太は要石について


数百年に一度の大災害の時のために「この国には古より二本の要石が与えられている」と語った。与えたのは遥か古代の神、またはその上位存在(天そのもの、あるいは国土そのものなど)だろう。閉じ師だろうと人間が存在に干渉できる類のものではない。ダイジンは神なので草太に要石の役目を肩代わりさせることができたし、鈴芽が自分が要石になってでも草太を救いたがっているとわかった後は要石の役割を自分に戻せた。もし草太がずっと要石のままだったらそこに宿る神は要石の役割を他者に移す力を得たのかもしれないが、その神はやはり草太ではなく、人間である草太は死んでしまうところだった。
ちなみに小説版だと東京のミミズの上でダイジンが草太に言ったセリフを鈴芽は聞き取れていないけど、映画では「お前が要石だ」と言っている。