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とりあえず、鈴芽も草太も家にいる時は鍵を閉めない派だな。鈴芽が部屋に入る時に効果音も含めて施錠した様子はまったく無かった。何より部屋のサムターンが━（閉）でなく┃（開）だった。
そして新海誠本2と見直しで作品の構造を誤解していたことに気がついた。

この作品は、幼い頃の体験でまともな生への執着が薄らいでしまった少女がそれを取り戻す話と、宿命のためにまともな生への執着に囚われないように努めていた青年が自分は執着を持ったままでいいんだと受け入れられるようになる話が絡み合ってできていたんだな。