メモ帳用ブログ

色々な雑記。

Twitterで見つけた舞台挨拶のあれこれ。
舞台挨拶の発言は、その場の雰囲気とか尺の問題で設定の一部にしか言及できないとかでブレが出るし、レポートを書いた人の主観も加わるから、どうしても信頼性は若干下がる。ちゃんとした設定資料集が出たらうれしいけど、人によって認識にブレがあって聞き語りのまとめ方に幅がある現状も民俗学ごっこみたいでこれはこれで楽しい。現代ネット社会で野放図に伝言ゲームやってると得体のしれない陰謀論が発生するから新開監督という軸はちゃんと意識する必要があるけど。


■赤と青の対比
@memories1234561さんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)
https://mobile.twitter.com/sleepy_622/status/1596172267280797697
赤と青の対比が表現されている。
マグマのようなミミズが赤で、要石はそれを封じる氷の青。
鈴芽が赤で草太が青。瞳の色もそう。
草太が要石から解放された時に飛び散る火の粉も鈴芽に降りかかるのが赤で草太が青。
草太は海のイメージで、登場シーンでもバックに海が。


■方言
@memories1234561さんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)
https://mobile.twitter.com/ihxfc/status/1597453657737682944
https://mobile.twitter.com/support_shinkai/status/1599053331808546816
岩戸椿芽と岩戸環も東北の生まれ。
環は移住先に馴染むために積極的に九州の方言を身に付けた。
話の終盤では故郷に近づくにつれて東北弁に戻っている。
鈴芽は九州に引き取られてからもここは自分の場所じゃないという意識がどこかにあり標準語。


■「好きな人のところ!」
https://mobile.twitter.com/mu__toji3/status/1598239741409132544
https://mobile.twitter.com/ko_ko_radio/status/1598010973499330561
「好きな人のところ!」というセリフは急に恋愛色が強くなるとスタッフに反対されたが、押し切った。
単なる恋愛感情というよりは、そういうのも含めてあの瞬間人として最も大切な相手が草太だったというニュアンス。


■猫の姿
@lu_mapleさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)
『すずめの戸締まり』草太の祝詞、ダイジンが猫の理由、芹澤朋也の選曲…新海誠監督が裏設定明かす | マイナビニュース
https://mobile.twitter.com/ace040440/status/1597525113620299777
https://mobile.twitter.com/support_shinkai/status/1598913957888421888
ダイジン・サダイジンは神という気まぐれな自然そのもののイメージで猫の姿。
元は人間で閉じ師。ダイジンは子供の閉じ師。
ダイジンは子供の神様のイメージ。
抜いてくれた鈴芽に遊んでほしいばかりに草太に要石の役割を肩代わりさせてしまった。
災害は人間と自然の共同作業で鎮める必要がある。
抜いた人間に影響を受けた姿になる?


羊朗のセリフからして、以前に神を宿す要石となった人間がいたこと確実だ。
新開監督の発言によればダイジン・サダイジンともにそうだという。
気まぐれな神が機嫌を損ねた人間に要石の役割を肩代わりさせてしまう、という事件は数百年に一度くらいの頻度で起きているのかも。


■草太は祖父とは違う教育者になりたい
https://mobile.twitter.com/support_shinkai/status/1599053331808546816
草太は閉じ師としての師匠である祖父に厳しく鍛えられた。
その反動で祖父とは違うやり方で人に何かを教えられるようになりたい。


新海誠本2に書かれていた、早くに引き離された教師である父親への憧れから、という理由に加えて、ということかな。
羊朗と鈴芽の短い会話だけを見ても羊朗が厳しい教育者であることはよくわかる。
草太への愛情があることも描写されているけど、ああいうツンデレ爺さんは面倒くさい。海原雄山系。
草太が祖父に対してただ委縮しているだけでなくまともな反抗心も持っていることがわかって良かった。
謎の二次創作もどき。自分の部屋で芹澤と宅飲みして、一晩中じいちゃんの愚痴を言える範囲でこぼし続けて、「じいちゃんのやり方は古いんだよ。尊敬してるけど」という言葉で夜明けとともに寝落ちしていたら、なんかうれしい。