メモ帳用ブログ

色々な雑記。

現状草太や閉じ師について見えている部分は氷山の一角だから、水面下にある9割の氷塊は自分の想像と全く違っても驚かない。自分の考えていることは実質的に二次創作だな。
二次創作覚悟で想像を続けると、背負っているものの絶対値はともかく、草太はあの性格だから、感じる重圧も一般的な青年のそれとそう変わらないと思う。重圧に押しつぶされることを良しとするような価値観を持っているタマでもない。


小説の人慣れた様子からして、小中高の草太にも一般的な基準で友人と呼べるような相手はそれなりにいたと思う。でも普通の人間とは違う生き方をしている以上、どうしてもその理由を尋ねられることは何度もあっただろう。草太は顔見知り程度なら嘘で誤魔化せても、本当は嘘はつきたくないし、親しい相手ならなおさらな性格のように見える。ミミズの見える鈴芽には閉じ師やミミズのことを素直に説明してしまっているし。だから親しい只人ほど曖昧に言葉を濁すしかない。大人に足を踏み入れて他人との距離感が理解できるようになった大学生ならともかく、子供のうちはそういう対応をする相手には白けてしまう。親しいから聞こえのいい嘘で騙したくはないし、何も言えないからそれ以上仲良くなれない。本当のことなんて言えるはずもない。そんな感じでそれなりには仲がいいが、確かな壁を感じるような相手をまあまあの人数作ってきたのが草太かな、という印象。
それで、「本当のことが話せるはずもない」ではなく「本当のことを話してしまいたい」と、幼い頃以来久しぶりに思えた相手が芹澤なのかな。