鯉登は月島に、鶴見は教会で自分たちに気が付かないふりをして鶴見劇場をやっていた、と言うだけで月島を鶴見から引き離すことができた。かつていご草ちゃんの時にそういう感じの経緯で鶴見の愛を信じられなくなったことは朧気ながら聞き及んでいる。だがそ…

そういえば自分、『ヒストリエ』のエウメネスとカロンも好きだな。ヒエロニュモス（父）のやったことは現代からするととんでもないけど当時ならあんなもんだろうし、基本的に人格者なのはよくわかるし、奥さんは文句なしにいい人だし、ヒエロニュモス（息子…

第243話で回想の尾形はこう言った。 実は俺も父上から愛されていたとすれば？ （中略） じゃあ父の愛を確かめるには？勇作殿がいなくなればいいそうだよな？ これは鶴見の一度撤回した命令である「勇作殿が消えれば百之助が父上から寵愛を受け花沢閣下を操れ…

鶴見は旅順で、自分の進言した通りウラジオストク占領が成し遂げられていればこんなに将兵の犠牲が出なかったのに、くらいのこと考えていたのかも。

人間、間違ったことを胸を張ってやるためには模範解答を知っておく必要がある。いわゆる型破りと型なしの違いってやつだ。